2021年11月2日火曜日

歳時記食堂 星野高士

ぴゅぅぴゅぅと竹の網代の秋の風
気延山ニホンカモシカいらっしゃい
生名(いくな)では見頃濃淡のコスモス
ウール100%洗濯機にて
大観の生々(せいせい)流転水に人(無季句)

NHK俳句 歳時記食堂「おいしい俳句いただきます」
主人 星野高士 若女将 戸田菜穂 
お客様 小坂大魔王 前田美波里

今回は秋の味覚のマツタケ、秋なす、桃をいただく。

■松茸の香りも人によりてこそ   高浜虚子

この句は昭和16年作。
比叡山のお座主さまから松茸が送られてきた
返礼に虚子が送った句だそうです。
星野高士先生は「俳句は挨拶」と言っておられました。

■秋茄子の今朝は四つと見せに来し   森田愛子

化粧して病みこもりをり春の雪   森田愛子

啄木鳥(きつつき)や山門までの杉襖(すぎぶすま)   森田愛子

虹立ちて忽(たちま)ち君の在る如し   高浜虚子

虹消えて忽ち君の無き如し   高浜虚子

虹消えてすでに無けれどある如し   森田愛子
(この句を詠んで三日後肺結核22歳で永眠。)

■桃食うて煙草を喫うて一人旅   星野立子

お土産
秋の虹逢いたい人に逢えること   戸田菜穂

歳時記食堂!やっぱりいいなぁ~。
今度は何時かしら?楽しみにしています…。

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