2021年11月22日月曜日

兼題「木枯」

吾の未来ハードル高し冬の月
初霜や錦織りなす渓谷美
冬畑ドローンの農薬散布
休め田を軽快な音(ロボット)草刈機
スマホでチェックロボットの冬作業

NHK俳句 兼題「木枯」
選者 岸本尚毅 ゲスト マツモトクラブ 司会 中田喜子

冒頭句
凩(こがらし)や水の面(おもて)をゆくは影   岸本尚毅

マツモトクラブさんからの質問
「川柳にたまたま季語が入っていたら俳句になるんですか?」
岸本尚毅先生
「川柳を詠んだのであれば季語が入っていても川柳です。」


百合みだら五つひらいてみなみだら   時実新子
「俳句として立派な俳句です。
 川柳のつもりで詠んだものは川柳です。」

俳句と想像力 擬人法と想像力
海に出て木枯帰るところなし   山口誓子

お気に入り入選句
木枯しは嬉しく辛し芋を干す 静岡県磐田市 大澄正子
木枯や誓子行方を見守りて 静岡県富士市 小泉博
繋がらぬ手には木枯いくじなし 大阪府河内長野市 若林瑠香

投稿句
木枯の夜の訃(ふ)笑顔を思ひ出す
添削
木枯の訃に思ひ出す笑顔かな
添削
木枯の訃にありし日の笑顔かな

木枯や天使の梯子けざやかに   中田喜子
添削(けざやかは聞き馴染みのない言葉ない。
目立ち過ぎ。まざまざも強すぎる。
ありふれた言葉の方が伝わり易い。)
木枯や天使の梯子ありありと

木枯しの遠き記憶に暖をとる   マツモトクラブ
添削(繋ぎ過ぎているので切れ字を入れ俳句らしくした。)
木枯しの遠き記憶暖をとる

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