(平城京)色付きた黒米たわわ冬の畑
冬が来てボンネットバスラストラン
55年走ったバスと小春空
取り戻す笑顔を覆う冬の靄
日向ぼこカットハウスの不愛想
NHK短歌 題「痛い」
選者 佐佐木頼綱 ゲスト 村上佳菜子 司会 星野真里
▪冒頭句
腐りたる畳を運ぶ「川臭い」「重い」「痛い」を汚泥に踏み消す
佐佐木頼綱
▪今回のお気に入り
痛点を全部背中に集めおき別れ話の切り出しを待つ
千葉県千葉市 深海泰史
楕円球痛い思いを共有し仲間は今も同じ絵をみる
本橋正敏
かつてない痛みを椅子にすわらせて心あたりを漏らす問診
山口正剛
▪頼綱さんのテーマ「スポーツと日常」
足の甲しびれて巻いてるテーピング扇に向けて放てチッチャギ
太田渉子
(扇は今回のパラリンピックのメダルに入れられたモチーフ。
チッチャギはテコンドーの後ろ蹴りのこと。
アスリートの一瞬の抒情を描いている。)
▪頼綱さんの!短歌かかって来なさい!題「村上さん」
やがて歓声やがては笑顔しんしんと氷上を蹴る佳菜子の鼓動
佐々木頼綱
(心の痛みが入っていない。字余りが気になる。)
💮泣き切った次の日なれば「3回転ジャンプ」に光を差し出す氷
星野真里&カン・ハンナ
(因果関係が良い。感性の良さが出ている。
解りやす過ぎる表現。「なれば」が説明的。)
添削
泣き切った次の日挑む「3回転ジャンプ」に氷は光差し出す
心に残った村上佳菜子さんの言葉
山田満知子コーチ曰く「人に愛されるスケーターになりなさい。」
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