2021年11月15日月曜日

中山庸子と小林正観の言葉と狐火

冬の夜パヴァロッティ―の歌声と
やはり好きパヴァロッティと冬銀河
育ち良き野蛮人北窓塞ぐ
衾(ふすま)開け歴史の匂い嗅ぎ分けん
熟柿のとろんと沈んだヨーグルト

中山庸子 曰く
「私たちは、いつだってやり直すことができます。
 もしうまくいったら、その時が本番です。

小林正観  曰く
「誰もが怒るようなとき
 イライラするようなときに
 ニコニコして穏やかでいられるか
 それがその人の
 本当の価値を決める。」

一分季語ウンチク 狐火
これは多少、幻想的な趣のある季語です。
冬になったら何処とも知れない所に
ぽっと不自然な火が灯る、
自然発火するものという季語なわけです。
やや空想的で「猿酒」もかなり空想的な季語として
俳人心を捉えて止まないのですが
この「狐火」も怪しさで
俳人を魅了する季語となっています。
一説には燐が発火しているのではないか、と
言われているようですが、いまだ正体は不明なようです。
因みに燐という物質は常温で
発火する性質を持っている危険物です。
危険物取り扱いの免状が必要な化学物質です。
自然にある燐が燃えているのかもしれない「狐火」
挑んでみたい季語の一つです。

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