2021年11月19日金曜日

芥川龍之介と「水初めて氷る」

冬北斗目覚めるたびに見つめ合い
冬の星強い光を放ちをり
冬の月苦しい時に種を蒔け
天狼(てんろう)や人を傷つけ逝くなんて
遣り尽くした人生終えん初冬

芥川龍之介が書いたエゴイズムという答えのない命題
文学史上最も「議論」を起こしたのは彼かもしれない
芥川龍之介とは|人間のエゴを描き「答えのない難題」を書いた作家
https://note.com/jusho/n/ne99cf404feea

▪プレミアムカフェ 選 芥川龍之介 より

ワタシワアナタヲ
愛シテ居リマス
コノ上愛セナイ位
愛シテ居リマス
ダカラ幸福デス
小鳥ノヤウニ幸福デス

正直な所時々
文子女史の事を考へる
此頃(吉田弥生)から
はなれる必要がある時は
特に意識して考へる
それは文子女史への事を
考へるときに子供の時から
知ってゐるせいか
清浄な無邪気な愛を
感じる事が出来るからだ

エゴイズムのない愛があるとすれば
人の一生ほど苦しいものはない

私感
芥川龍之介の愛は責任感なしの愛ではないでしょうか?
吐露した言動に関しては責任を取らないと…。

▪一分季語ウンチク「水始めて氷る」
「初氷」という季語も現象としては同じことです。
その年になって初めて水が氷ることなのですが
この長いタイプの季語には記憶が刺激されますか?
七十二候の一つです。
二十四節気でいう立冬の初候
それが「水初めて氷る」となります。
陽暦の11月7日から11日の頃にあたるとのことです。
年々その初氷、決勝が確認されるのが
徐々に遅くなっているという話もありました。
「水始めて氷る」七十二候の時期に
初氷が観測できない世界になっていくかもしれませんね。
気を付けて環境にも取り組んでいきたいところですね。

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