雪もよう清濁併せ吞もうとも
冬ざるる心のゆとり数寄にあり
冬ぬくし自然に敵うものはなし
湯冷めせん月を写したあなたの目
強き風大地に凛と枯芒
夏井いつき俳句チャンネル より
【11月の子規こぼれ話】組長が嫉妬する子規の句がこちらです
組長のお気に入りの句を紹介します!
正岡子規の句
行く秋の鐘つき料を取りに来る
鐘つきはさびしがらせたあとさびし(無季句)
初冬の黒き皮剥くバナナかな
(川を見るバナナの皮は手より落ち
高浜虚子はこの句を詠んだ時に
バナナを1回歳時記で季語としている。
その後消え、最近出ている。)
ストーヴに濡れたる靴の裏をあぶる
(明治30年当時、上記の句ができたのが明治30年。
国産石炭ストーブ第一号は明治初期に売り出された。
粉塵があがる欠点もあり火鉢や炬燵が主役だった。)
片側は海はつとして寒さ哉
職業の分らぬ家や枇杷の花
(枇杷の花という季語は目立たないけど親和性が高い
冬は枇杷の花、秋は草の花、どんなフレーズにも合う。)
0 件のコメント:
コメントを投稿