ルノワール 絵と目が合いて 夏の星
なまけたり 無精(ぶしょう)されたり 九輪草
(まいの三回忌)更衣 残る手触り 温もりが
(まいに捧ぐ)河川敷 跳びはね泳ぐ 薄暑かな
日曜美術館 「疫病をこえて」より
小野正嗣氏の言葉を記しておきます。
「疫病が芸術や文学作品を生み出す原動力にもなりました。
人間は悪の原因を他者に押し付けて
遠ざけようとすることが文学や美術に描かれています。
ペストについての作品を読むたびに
人間はどれほどかつてから進化しているのか?と…。
技術的、文明的には現在は繁栄しては見えるけれど、
人間のメンタリティ、心のありようは五百年前も今も、
それほど変わっていないのではないでしょうか?
その都度、自分たちの負の側面に直面させられた時、
美術作品や文学作品に立ち返ることによって
こういうことはかつてもあった筈だと
間違った方向であると言うことで軌道修正出来ています。
そう言う意味で美術作品や文学作品を貴いものに感じています。」
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