2020年2月1日土曜日

銀座での買い物で一句

抱かれて 強く反発 春近し
百千鳥 追いかけられて ぶつかって
言われても マストはマスト 冬ざるる
無駄遣い 止められませぬ 冬籠(ふゆごもり)
どこへ行く 我の時間や 冬籠(ふゆごもり)

プレバト纏め 2020130

銀座での買い物で一句

永世名人への道
梅沢富美男
春近し 鳩居堂二階 句帳買ふ
(「鳩居堂 二階に句帳 買う春よ」とも詠めたはず…。
冬の季語が良かった。
拗音「きゅ」「きょ」が入っているので中八は気にならなかった。)

特待生昇格試験
森口瑤子
道草は 砂町銀座 おでん食ふ
(機知とウイットに富んでいる。
 「道草」の語源がうまく活用されている。)

1位 高田万由子
寒晴れの 雑踏に溶ける モーツァルト
(季語と下五の取り合わせが良い。
 中八は句またがりの2カットで解消できる。)
寒晴れの雑踏 モーツァルト 溶けゆく

2位 すみれ
冬の空 ママのて離し 冒険す
(実体験は強い。語順を変え季語を主役にする。)
ママの手を 離し冒険 冬の空

3位 山本未來
歩行者天国(ほこてん)を ルブタンの赤 冬日和
(季語が活かされていない。色の対比を出す季語。
 語順にメリハリを出す。「を」で闊歩の印象を出す。
 インパクトのあるカメラワーク。)
ルブタンの赤 冬晴れの 歩行者天国

4位 市川猿之助
青柳や 背広仕立てて 祖父の真似
(詠もうとした観点は良いが散文的。
 季語で若さを表現。)
祖父を真似 仕立てる背広 柳の芽

5位 小園凌央
雪時計 母と買初 息白し
(季語3つ。一つの季語を活かす語順で映像化。)
母と来て 銀座の雪の 時計台
買初の 母と銀座の 時計台
息白し 母と銀座の 時計台

来週のお題は「美容院」

森口瑤子さんも高田万由子さんも山本未來さんも
センスが光っておられたような…。
俳句も心の余裕が必要なのでは?
を思い知らされました。
お三人とも小さく纏めておられません。
伸びやかに健やかに詠われています。
私は今一度原点に戻らないとです。反省…。

0 件のコメント:

コメントを投稿