2020年2月22日土曜日

天気予報で一句

春寒し 親切そうな 無関心
かりそめの 自分こさえて 遅春かな
うわべだけ 繕う言葉 冴返る
背中越し 聞こえし声や 梅開く
繰り返す ミスに辟易 猫柳

プレバト纏め 2020220

天気予報で一句

永世名人への道
梅沢富美男
花粉来て 獺(おそ)の祭りのごと ちり紙
(「獺の祭り」の季語の意味は、
獺がとった魚を並べてお供えしてご先祖を
祭っているようだということから生まれた季語。
 古いマニアックな季語を比喩に使い、次の時代に
季語になるかもしれない言葉を新旧活かしている。
雅な季語を使った後で「ちり紙」で
俗に落とす技のバランスが見事!)
花粉万来 獺の祭りのごと ちり紙

特待生昇格試験
皆藤愛子
風光る 天気原稿 靡(なび)く音
(靡くより相応しい言葉がある。それは「はためく」)
天気原稿 はためく 風光る朝を

1位 平井理央
花曇り 今日は降るよと 祖母の声
(花曇りと言う季語は桜が咲く頃の曇り空のこと。
 経験を詠んだところと声で納めたところが良い。)

2位 蓬莱大介
春の雲 犬から魚へ たった3
(中八・下七はリズムが悪い。語順を変えることで解決。)
犬から魚へ たった3分 春の雲

3位 徳光和夫
晴れマーク 春は名のみの 風寒し
(春の季語と冬季語の季重なり。
冬の季語の比重が重い。季語のバランスを考える。)
春は名のみの 風の冷たき 晴れマーク

4位 高橋真麻
予報見て 傘渡す手は あたたかく
(季語がない。
「あたたか」は春になり気温が温かくなってきた時の季語。
 誰の手が温かいのか解らない。)
傘渡せば 夫(つま)の手のぬくし 春の雨

5位 川島明
乾くピザ 越しの列島 春炬燵
(目の付け所が良い。
意志とセンスがあり将来性のある才能なし。)
ピザ乾く春炬燵 テレビは 天気予報

次回は春のタイトル戦 春光戦 第一回予選
お題はカップヌードル

番組に呼ばれている理由が解らないと豪語しておられる方が…。
もう二度と出演して欲しくありません。
俳句を勉強する気も興味もないのだと思います。
そのような方は二度と呼ばないで欲しいと思いました。
川島明さんのことを夏井いつき先生が
褒めてくださり嬉しかったです。
いつもそんなに悪くないのに
けちょんけちょんに言われていたのお気の毒でした。
来週はそれなりの人のご出演なので期待しています。

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