かりそめの 自分こさえて 遅春かな
うわべだけ 繕う言葉 冴返る
背中越し 聞こえし声や 梅開く
繰り返す ミスに辟易 猫柳
プレバト纏め 2020年2月20日
天気予報で一句
永世名人への道
梅沢富美男
花粉来て 獺(おそ)の祭りのごと ちり紙
⇩(「獺の祭り」の季語の意味は、
獺がとった魚を並べてお供えしてご先祖を
祭っているようだということから生まれた季語。
古いマニアックな季語を比喩に使い、次の時代に
季語になるかもしれない言葉を新旧活かしている。
雅な季語を使った後で「ちり紙」で
俗に落とす技のバランスが見事!)
花粉万来 獺の祭りのごと ちり紙
特待生昇格試験
皆藤愛子
風光る 天気原稿 靡(なび)く音
⇩(靡くより相応しい言葉がある。それは「はためく」)
天気原稿 はためく 風光る朝を
1位 平井理央
花曇り 今日は降るよと 祖母の声
(花曇りと言う季語は桜が咲く頃の曇り空のこと。
経験を詠んだところと声で納めたところが良い。)
2位 蓬莱大介
春の雲 犬から魚へ たった3分
⇩(中八・下七はリズムが悪い。語順を変えることで解決。)
犬から魚へ たった3分 春の雲
3位 徳光和夫
晴れマーク 春は名のみの 風寒し
⇩(春の季語と冬季語の季重なり。
冬の季語の比重が重い。季語のバランスを考える。)
春は名のみの 風の冷たき 晴れマーク
4位 高橋真麻
予報見て 傘渡す手は あたたかく
⇩(季語がない。
「あたたか」は春になり気温が温かくなってきた時の季語。
誰の手が温かいのか解らない。)
傘渡せば 夫(つま)の手のぬくし 春の雨
5位 川島明
乾くピザ 越しの列島 春炬燵
⇩(目の付け所が良い。
意志とセンスがあり将来性のある才能なし。)
ピザ乾く春炬燵 テレビは 天気予報
次回は春のタイトル戦 春光戦 第一回予選
お題はカップヌードル
番組に呼ばれている理由が解らないと豪語しておられる方が…。
もう二度と出演して欲しくありません。
俳句を勉強する気も興味もないのだと思います。
そのような方は二度と呼ばないで欲しいと思いました。
川島明さんのことを夏井いつき先生が
褒めてくださり嬉しかったです。
いつもそんなに悪くないのに
けちょんけちょんに言われていたのお気の毒でした。
来週はそれなりの人のご出演なので期待しています。
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