ジョーロ持ち ゴーヤの花が 開きたる
ろうそくの 観る揺らめきや 綟障子
夏座敷 無邪気装おう 女かな
活きている 時間切り取り 夏を描く
サルバドール・ダリ 曰く
「天才を演じると天才になれる。」
「ガラ以外は、全て敵である。」
「私の全ての絵画はガラの血で描かれた。」
スペインが生んだ20世紀を代表とする
多彩な画家であることは間違いないのですが…。
妻ガラを知り唖然としています。
あまりにもダリが可哀想すぎます。
「新美の巨人たち」で下記を知ることとなりました。
既婚であったガラと略奪結婚!
ガラ曰く「緻密に描くのがあなたの強み」と、
ガラの助言で才能を開花させていったダリ!
しかし、ガラは婚外関係を盛んに持っていたとか…。
崇高で手の届かない聖母に離れていく妻を重ねて
ダリは自分を納得させていたとか…。
金をつぎ込み、きらびやかな宝石を与え、
プボル城まで差し出したのに、ガラは
それらを若い男との時間に費やしていたとか…。
ガラにとってはダリは金づるでしかなかったのではないでしょうか?
ガラはダリに貰ったプボル城で最期まで
愛する人と過ごし今もその城で眠っています。
その横にはダリの墓はありますが納骨はされていません。
ダリの骨はご自分の美術館に葬られています。
人生をかけて愛し続けた人だったのに…。
ダリがガラに向けた精一杯の反抗心だったのでしょうか?
ダリの葛藤が見え隠れしている作品と言えば
「テトィリアンの大会議」です。
ガラの不敵な笑みが印象的です。
なのに、「Gara Salvador Dari 1962」とのサインが…。
私には理解できない深い愛があったのですね…。
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