2019年6月15日土曜日

梅雨の花屋さんで一句

どくだみや 負けず嫌いに 火がついて
窓越しに 日時書き留め 茄子の花 
窓を開け 十薬の花と 目の合いて
言い張った 虚しい時間 五月闇
幸せの さえずり聞いて 梅雨の晴れ

プレバト纏め 2019613

梅雨の花屋さんで一句

永世名人への道
東国原英夫
花やぎを 増して花屋の 梅雨入り(ついり)かな
(「殊に」は「他と比べたらさらに」「他と比べて際立っている」と言う意味。
 おおなんと美しい花やいだ梅雨入りでしょうか!と言う詠嘆!)
花やぎを 殊に花屋の 梅雨入りかな

特待生昇格試験
Kis-My-Ft2 北山宏光
梅雨晴間 踊る長靴 ルラルララ
(助詞を効果的に)
梅雨晴を 跳ねる長靴 ルラルララ

1位 山口真由
土砂降りの シャッター通り 濃紫陽花
(それぞれの言葉が邪魔しないよう選ばれている。
色の対比。音とか雨のしぶきも一緒に感じられる。)

2位 ジャングルポケット 齋藤慎二
予報は雷雨 まっさらな 雨合羽
(雪合羽、夏合羽は季語ですが、雨合羽は季語ではありません。
 雷雨を入れた相乗効果で季語の気配を感じられました。)

3位 藤真利子
むらさきに 染る恋文 四葩抱く
(染みるは滲んで広がっていく感じ、
 染まるはその色になること。)
むらさきに 染る恋文 四葩抱く

4位 榎木孝明
紫陽花が 子犬の仰ぐ 先にあり
(散文的 味わいや奥行きが感じられない。
 情景を2カットで描く。)
紫陽花が ゆれる仔犬の 仰ぐ先

5位 濱田マリ
雨を汲み 陽に向かう花 咲くは幸
(季語がない。これは俳句ではなくなぞなぞ。)
雨を汲み 陽に咲く花の 名は紫陽花

頭脳明晰な方はやはり頭角を現してこられましたね。
自分の思考でないと面白くないと思うのですが…。
点数を取るためだけの俳句作りでも楽しいのでしょうか?
藤真利子さんの俳句を素敵に感じました。
自分が前面に出ているようで惹かれました。
東国原英夫さんに期待していたのですが…。
時間をかけておられないことが明白な俳句でした。
残念でなりません。

来週のお題は「コンビニの傘」

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