窓越しに 日時書き留め 茄子の花
窓を開け 十薬の花と 目の合いて
言い張った 虚しい時間 五月闇
幸せの さえずり聞いて 梅雨の晴れ
プレバト纏め 2019年6月13日
梅雨の花屋さんで一句
永世名人への道
東国原英夫
花やぎを 増して花屋の 梅雨入り(ついり)かな
⇩(「殊に」は「他と比べたらさらに」「他と比べて際立っている」と言う意味。
おおなんと美しい花やいだ梅雨入りでしょうか!と言う詠嘆!)
花やぎを 殊に花屋の 梅雨入りかな
特待生昇格試験
Kis-My-Ft2 北山宏光
梅雨晴間 踊る長靴 ルラルララ
⇩(助詞を効果的に)
梅雨晴を 跳ねる長靴 ルラルララ
1位 山口真由
土砂降りの シャッター通り 濃紫陽花
(それぞれの言葉が邪魔しないよう選ばれている。
色の対比。音とか雨のしぶきも一緒に感じられる。)
2位 ジャングルポケット 齋藤慎二
予報は雷雨 まっさらな 雨合羽
(雪合羽、夏合羽は季語ですが、雨合羽は季語ではありません。
雷雨を入れた相乗効果で季語の気配を感じられました。)
3位 藤真利子
むらさきに 染みる恋文 四葩抱く
⇩(染みるは滲んで広がっていく感じ、
染まるはその色になること。)
むらさきに 染まる恋文 四葩抱く
4位 榎木孝明
紫陽花が 子犬の仰ぐ 先にあり
⇩(散文的 味わいや奥行きが感じられない。
情景を2カットで描く。)
紫陽花が ゆれる仔犬の 仰ぐ先
5位 濱田マリ
雨を汲み 陽に向かう花 咲くは幸
⇩(季語がない。これは俳句ではなくなぞなぞ。)
雨を汲み 陽に咲く花の 名は紫陽花
頭脳明晰な方はやはり頭角を現してこられましたね。
自分の思考でないと面白くないと思うのですが…。
点数を取るためだけの俳句作りでも楽しいのでしょうか?
藤真利子さんの俳句を素敵に感じました。
自分が前面に出ているようで惹かれました。
東国原英夫さんに期待していたのですが…。
時間をかけておられないことが明白な俳句でした。
残念でなりません。
来週のお題は「コンビニの傘」
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