2019年1月7日月曜日

結露で一句

冬北斗 起見生心(きけんせいしん) 育まん
冬鳥や 仲睦まじく 寄り添いて
住民税 払わず住まう 冬の鳥
日向ぼこ 気持ちよさげに 眠る猫 
食いしばり 震わせ揺すり 日待ちかな

プレバト纏め 201913
2019年 冬麗戦 決勝戦
結露で一句

1位 東国原英夫
凍蠅(いてばえ)よ 生産性の 我にあるや
(凍蠅が季語 寒さで身動きしない冬の蠅のこと。
 2018年国会での「LGBTに生産性はあるのか?」
という発言より発想を得て自問自答した句。
「よ」という呼びかけに「や」という自問自答。)

2位 千原ジュニア
皸(あかぎれ)に 窓の結露を 吸わせけり
(俳人の視線。俳人の語り口。)

3位 フルーツポンチ 村上健志
まだ白い 明日が並ぶ 初日記
(ポエム男子。白い明日という比喩。)

4位 Kis-My-Ft2 横尾渉
雪晴れや エース区間の 九人抜き
(数詞の力。五音の季語と十二音のフレーズ=俳句の型。)

5位 梅沢富三男
万華鏡 めける結露や 初明り
万華鏡 めくや結露の 初明り

6位 FUJIWARA 藤本敏史
ごんぎつね 聴きいて寝落つ 雪模様
(伝わる言葉を選ぶ。)
ごんぎつね 聴きつつ眠る 雪模様

7位 中田喜子
節(せち)の香の ひかる結露の 甘きこと
(助詞に問題あり。)
節の香に ひかる結露の 甘からん 

8位 ミッツ・マングローブ
冱(い)つる窓 見知らぬ名前 浮き上がり
↓(冱つるとは凍ったものを意味する冬の季語。
  語順でさらにミステリアスに。)
冱つる窓 浮き上がる 見知らぬ名前

9位 Kis-My-Ft2 千賀健永
椰子の実に 露照る花瑠瑠(ほのるる) 冬の虹
(露は秋の季語なので季重なり。)
椰子の実に 雫(しずく)花瑠瑠 冬の虹

東国原英夫さんの俳句は素晴らしかった!
千原ジュニアさん、村上健志さん、中田喜子さん、
ミッツ・マングローブさんの俳句も…。
益々、私の俳句熱は強まりそうです。

昨日、俳句を入れたコメントをいただいたのですが、
思わず添削しそうになりました。
多分、ご自分では 力作だと思われたのでしょうが、
私には瞬間に不備な箇所が解りました。
コメントだけにして欲しいと思いました。
KYで精神薄弱って勘弁して欲しいです。

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