2019年1月19日土曜日

冬のバス停で一句

寒稽古 人間力を 鍛えられ
最強を 教え込まれし 声つかふ
山茶花や 雨に打たれて 色変えて
一線は 超えてはならぬ 春隣
北の冬 猿が器用に 綱渡り

プレバト纏め 2019117

冬のバス停で一句

1位 内田恭子
遅延証明書の列や 雪の朝

2位 パンサー 向井慧
雪濡らす バス待つ我の 単語帳
↓(助詞「が」で強調。 
字余りにすることで時間の経過と情緒を演出。)
濡らす バス待つ我の 単語帳

3位 升毅
傘の浪 白息吐息 画狂人
↓(画狂人とは葛飾北斎のこと。発想の観点が才能あり。)
画狂人 吐息浪為す 雪の傘

4位 松原智恵子
牡丹雪 列ほんのりと バス待つ子
↓(牡丹雪は春の季語。)
牡丹雪 バス待つ列に 吾子の傘

5位 原田龍二
焼き芋の 鐘に我が家の 暖想う
↓(焼き芋が冬の季語。)
焼き芋の 売り子の鐘に 励さる

特待生昇格試験
Kis-My-Ft2 北山宏光
息白く 独身寂し 空へ嗚呼(ああ)
↓(息白くが季語。言い切ることで季語が締まる。)
空へ嗚呼 われ独身の 息白し

柴田理恵
頬ゆるめ 仰ぐ鈍空(にびぞら) 鰤起こし
↓(鰤起こしが冬の季語)
鈍色の 空やいよいよ 鰤起こし

来週のお題は「冬の自動販売機」

今週の升毅さんの添削の素晴らしかったこと!
私も素晴らしい発想をと思いました。
観点が素晴らしいとおのずと目を引く俳句となるのですね。
もっとアンテナ高く張り巡らせて
キャッチしていきたく思いました。
俳句は緻密な計算と脱力を伴うのですね。
ダンスと同じだと思いました。

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