群衆の中の 孤独や 寒の月
薔薇窓の 零れる明かり 雪明かり
冬の朝 ドルメビアン?(よく眠れた)と 気遣って
終わらない 仕事に就きて 寒の水
プレバト纏め 2019年1月24日
冬の自動販売機で一句
1位 チョコレートプラネット 松尾駿
冬空や 商談前の 缶コーヒー
名詞と助詞でできている句
意味の揺らぎが起こりにくい
言葉のメカニズムがわかっている人の句
2位 加藤登紀子
流氷や 声の逞し 漁港かな
↓「や」が強調「かな」が詠嘆 焦点がばらける
三段切れ 「なり」で強さが出る
「や」と「かな」の併用に注意
流氷の 声逞しき 漁港なり
3位 中山優馬
雪の夜 ハンドル寄せた あの灯り
↓距離感を正確に表現する
雪の夜の ハンドル寄せる 灯りかな
4位 三遊亭好楽
冬の夜 角な自販機 ほっとして
↓誤読を避ける言葉選び
冬の夜 四角い自販機に ほっと
5位 田中道子
燈り待ち 押すに押せない 恋心
↓
自販機の ボタンも恋も 押せぬ冬
特待生昇格試験
松岡充
飲み干す光 雪晴れの 缶ジュース
↓
ひかり飲み干す 雪晴れの 缶ジュース
永世名人への道
梅沢富美男
牢名主のごと 自販機の おでん缶
「のごと」直喩が巧く働いている 落差が絶妙
発想が滑稽味があり可笑しみがあって飄々とした句
落差が絶妙な距離感である
来週のお題は「コンビニのおでん」
今週の添削の素晴らしかったこと!
特に、加藤登紀子さんへの添削には感動!
勉強になりました。
また、松尾駿さん、松岡充さん、梅沢富美男さんの
作品からは多くを学ぶことができました。
夏井いつき先生!ありがとうございました。
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