2023年1月30日月曜日

兼題「遊び」

冬景色オプティミスト(楽天主義者)の最期とは
サークルオブラブ ダイヤモンドダスト
余咄(よばなし)の茶事に浮かれて冬の月
暴力なき戦争冬の夕焼け
外露地へ苔の出迎え寒の雨

■NHK俳句 兼題「遊び」
選者 堀本裕樹 ゲスト 加藤シゲアキ 司会 武井壮

▪冒頭の俳句
目のうへにあがる口あり福笑   中原道夫

加藤シゲアキ著「ピンクとグレー」を俳句にすると…。
ピアス炎ゆ街頭ビジョン我鳴るがなる   堀本祐樹

▪あなたのエピソード、俳句にします
テーマ「遊び」

原句 縁側に子らはあやとり冬めける   下和田真知子
ポイントは適切な季語を選ぶ
添削 年用意子らはあやとりに耽(ふけ)る間に   堀本祐樹

ババ引けばアッと子にばれ松の内   ポン太
読み手に余白を残す
添削 ババ引けばあつと言ふ癖お正月

入選六句 テーマ「遊び」
弾かれておはじき蒼き冬の音   徳(とく)照代
(季語 冬)
雪合戦地球防衛軍のごと   大武美和子
(季語 雪合戦 雪遊の傍題)
しりとりのプリンに終る炬燵かな   河添美羽
(季語 炬燵)
双六(すごろく)のなかなかわざと負けられず   仲谷克巳(み)
(季語 双六)
遠き日の冬の田んぼの草野球   佐藤佐紀夫
(季語 冬の田 冬田の傍題)
特選 着ぶくれて紙飛行機を追ふ子かな   佐藤堅一
(季語 着ぶくれ)

▪ゲストのエピソード、俳句にします テーマ「遊び」
公園や水たまり凍て靴の線   加藤シゲアキ
(凍つ 冬の季語)添削
水たまり凍てて滑りし靴の

凍結を滑りて笑ひ合ふ若さ   堀本祐樹
(凍結 冱( い)つの傍題)

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