2023年1月24日火曜日

摂関政治を支えた女性 藤原彰子

冬銀河振り返る日々一度切り
黒文字使う背に日向ぼこ濃茶かな
冬ぬくし振る舞う干菓子お取り寄せ
気配りの細かき人や春隣
寒晴の富士を見下ろすための旅

■知恵泉 より 摂関政治を支えた女性 藤原彰子
この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば

雪のいと高う降りたるを 枕草子

香炉峰雪撥簾看(こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる)
女性が機知に富んでいることのたとえ。

定子様の非常にすてきなご様子は千年もこのままでいてほしい 枕草子

宮の御心あかねところなく
らうらうしく心にくく
おはしますものを
あまりものつづみせさせたまへる御心 紫式部日記

(女房)小少将の君は上品で優雅 紫式部日記
とても身分の高いお嬢さま 紫式部日記

風の荒き
けしきを見ても
秋深き
山の木の葉を思ひこそやれ 彰子

女房の返歌
秋深き
山の嵐のとふことの
葉はちりばかり
うれしかりけり

細やかな気遣いの積み重ねが信頼を生む!

上は道理のままにとこそは
思しつらめ 栄花物語

かの宮もさり共さやうにこそは
あらめと思しつらんに(ちゅうりゃく)
御心の内の嘆かしう安からぬ事には
これをこそ思し召すらんに
いみじう心苦しういとほしう 栄花物語

若宮はまだいと稚くおはしませば
おのづから御宿世に任せて
ありなんものを 栄花物語

相府座す間 諸饗応するも
退きて誹謗有るか 
況んや万歳の後をや 小右記(しょうゆうき)

連日の饗宴 人力多く屈するか
今以てこれを思ふに太だ益無き事なり
停止有るが尤も然(さ)るべし 小右記

一種物(いっすもの)

賢后 感心なり感心なり   小右記

皇太后宮 右大将の許に経通朝臣を以て
左に渡るべき仰せあり(中略)
摂政 内に参る後 仰せを承る 御堂関白記

宮に事の由を聞こえ
後院を定む 御堂関白記

宮仰せられて云はく
「尚侍 立后すべき事
 早々たるを吉とすべし」 御堂関白記

道長家の良心

我が国の君たいらかに
民やすらかならむ 彰子の「願文」

誰も傷つけないやり方を見つけろ

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