2023年1月21日土曜日

おでんで一句

冬の暮いかにして何故繰り返し
永遠のアマチュアであれ冬の月
凍て風へ向かい進む福良雀
梅の香に誘われ今日も遠回り
藁ぼっちすっぽりかぶる寒牡丹

プレバト纏め 2023年1月19日
おでんで一句

永世名人 富美男のお手本
梅沢富美男
練り物の蓋持ち上げておでん鍋
添削(語順。「練り物」「おでん」位置が悪い。
   「蓋」から始め「膨(ふく)る」で着地する。)
蓋持ち上げおでんの練り物は膨る

永世名人への道
千原ジュニア
おでん屋の一皿は先ず神棚へ
(「の」「は」「へ」助詞オタクの集大成。
 「は」は第三者視線の表現ができている。
 「へ」は方向と動きが出ている。
 細やかなニュアンスが使えている。
 という事で名人へ おめでとうございます。)

横尾渉
ガード下シメのおでんはクミンの香
(新しい型へのチャレンジ。)

1位 津田寛治
バクダンと叫ぶ屋台の年男
(「バクダン」は「屋台」を出したことで玉子と理解できる。
 動詞「叫ぶ」が効果的。「バクダン」は新年の季語。)

2位 安藤美姫
湯気越しに父の面影冬の蝶
添削(詰め込み過ぎ。字面から兼題「おでん」は想像できない。)
面影の父よ冬蝶くる家よ
(兼題から益々離れたような…。)

3位 大久保佳代子
日向ぼこ面取り眺めるシロの鼻
添削(表現したい要点が整理できていない。)
大根の面取りシロの来て眺む

4位 西村信二
おでん取り浮かぶ顔見て肩揺らす
添削(動詞4つを1つにする。)
皿に取るおでん誰かの顔に似て

次回は「47都道府県ふるさと戦」千葉県 京都府

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