2022年9月30日金曜日

プレミアムカフェ 文豪の食卓 草枕

稲光ブラックマンデー到来か
原油ガスユーロとポンド安の秋
いなつるびトリプル安(株・通貨・債権)に襲われん
スイスではビッグマックは流れ星
インフレの抑制効かず秋黴雨(あきついり)

プレミアムカフェ (1)文豪の食卓(1999年)(2)草枕(2001年) より

河豚汁や死んだ夢見る夜もある   夏目漱石

新しい短歌づくりを目指して集まるようになった。
メンバーは与謝野寛、与謝野晶子、北原白秋、石川啄木…。
これが観潮楼歌会(かんちょうろうかかい)
観潮楼は鴎外邸の名称。
1907年(明治40)3月から10年4月までの間に開催記録26回。
毎月、第1土曜日の夕方から行われ、歌会の形式は、
初期のころは参加者各自の持ち寄り歌の相互批評を、
漸次兼題詠の互選と批評が行われた。

これやこの石の油を焚きし世にもてはやされしランプてふもの
鴎外
カンテラのいぶる煙に隣りたるランプの如し愁あかるし


木曜会(もくようかい)は、夏目漱石宅で、
漱石の教員時代の教え子や漱石を慕う若手文学者が集まり、
さまざまな議論をした会合のこと。
森田草平、鈴木三重吉、芥川龍之介、高浜虚子、内田百閒(ひゃっけん)ら
大正期の文学を担っていく若い作家たちや、
小宮豊隆、寺田寅彦、野上豊一郎ら、創作家にはならずエッセイ、
評論の世界で活躍することになる青年たちが集っていた。

晩年の鴎外が好んで食べたのは「まんじゅう茶漬け」
よく火の通った潔癖症の鴎外ならではの「茶漬け」です。

腸(はらわた)春滴るや粥の味   漱石

漱石の危篤から目覚めて言った言葉は
「何か食ひたい」
漱石に与えられたのはひと匙の葡萄酒でした。
「うまい」と言って息を引き取られたとか…。

森鴎外家系図 https://4travel.jp/travelogue/10938126

夏目漱石家系図 https://star-children.com/iiiuminate/natsumehimika

0 件のコメント:

コメントを投稿