2022年9月10日土曜日

行楽の秋で一句

書道家も石へ収斂秋気澄む
雨降れど気温下がらず夜長かな
秋の虹アノマリーに踊らされ
人生の跡片付けや望(もち)くだり
囚われず伸び伸び生きる秋気澄む

プレバト纏め 2022年9月8日
金秋戦 予選B ブロック
行楽の秋で一句

1位 森口瑤子
秋晴や「アリクイさんぽ三時より」
(季語を詠嘆して措辞を置く単純な作り。
 季語を主役に立てた肩の力を抜いた句。)

2位 ミッツ・マングローブ
解熱剤効き秋晴の午後を知る
(「効き」「知る」の叙述が丁寧に書かれている。)

3位 中田喜子
数取器始動出水(いずみ)に鶴来る
添削(地名「出水」と夏の季語「出水(でみず)」は解り辛い。
   語順に問題がある。)
鶴来る出水よカウンター始動

4位 篠田麻里子
山粧ふ三年タグ付き登山靴
添削(夏の季語と秋の季語を入れた季重なりに挑戦した句。
   三年を三たびとし季語の描写とする。)
三たび山粧ふタグ付き登山靴

5位 北山宏光
紅葉且つ散る袖高欄の一樹
添削(難しい季語に挑戦!実力以上のことをしようとした。
   袖高欄とは橋や階段などの端に設けられた手すりのこと。
   表現したい事と会話するとよい。)
紅葉且つ散る遅速のありにけり
紅葉且つ散るに遅速の空青し

次週は予選Cブロック お題は食欲の秋

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