歴史の闇に消えた宗達秋彼岸
秋の夜椅子におかれたジラソーレ
勘違いまた勘違い夕月夜
冷めぬ熱無駄な競争月渡る
澄む秋や箱なき老後趣味の日々
■NHK俳句 兼題「天高し」
選者 星野高士 ゲスト 黄皓(こうこう) 司会 武井壮
□冒頭の俳句
いづこにも龍ゐる国の天高し 有馬朗人(あきと)
□会いたい俳人、12人 有馬朗人
天が三物を与えた俳人と星野高士先生はご紹介くださいました。
平成30年蛇笏賞を受賞
孑孑(ぼうふら)のふらふら沈む力かな 有馬朗人
(孑孑とは蚊の幼虫 夏の季語)
□入選九句 兼題「天高し」
秋高し改札出れば旅の顔 中村良一
天高し百歳生くる世となりぬ 櫻木秀夫
②十方(じっぽう)へひびく梵鐘(ぼんしょう)天高し 永井栄子
体調に合(あ)はする歩巾空高し 山田ウメ子
天高しビルの谷間にビルが建つ 佐藤ひろみ
③天高し跳ね橋見ゆるところまで 深沢愛子
落葉松(からまつ)の梢(こずえ)に風や天高し 中尾公一
💮角のなき石に座りて天高し 渡部和秋
灯台のためだけの島天高し 村上修
□ゲストの俳句
うねうねと龍の近づく天高し 黄皓
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