山椿揺蕩う太陽の光
いとあおさ移ろいやすき光受け
移り気な憂いを秘めた春の鳥
山笑う通り過ぎたる前線よ
のどやかや陽射しと犬と一休み
NHK俳句 兼題「風車」
選者 櫂未知子 司会 塚地武雅 部員 田中要次
宿題
塚地武雅
風車早く回りて桜色
靴下の跡残りたる余寒かな
(薄氷はうすらい、うすごおりと読む。
動詞と動詞を繋げてはいけない。結び光るに変える。)
田中要次
ちぐらより猫が出て来ぬ余寒かな
風車持った拍子に止まりけり
(見届けぬ 下二段活用なのでけりは使えない。)
いとうまい子
風車恋も仕事も空回り
オレンジの灯下でケンカ猫の恋
(猫の恋はケンカのことなのでケンカは不要。)
煌々と外灯照らす猫の恋
今回のお気に入り
恋多き子のよく回る風車 生野浩久
産砂(うぶすな)の風に応へる風車 三島正夫
風車影も誘ひて回りけり 山本耕一
雲ひとつ厩舎(きゅうしゃ)を過ぎて風車 笹原ほろろ
俳句、二歩目へ オノマトペ(擬態語・擬声語)
例句
づかづかと来て踊子にささやけり 高野素十
鳥わたるこきこきこきと罐(かん)切れば 秋元不死男
ありふれたオノマトペは使わない
俳句ドリル 2月の課題
○○○○〇□□□□□けり石鹸玉
一心に吹きにけり石鹸玉 塚地武雅
添削
いっしんに吹きにけり石鹸玉
ゆつくりと遠く消えけり石鹸玉 田中要次
添削
ゆつくりと遠くなりけり石鹸玉
軒下を浮き沈みけり石鹸玉 マネージャー
添削
軒下をただよひにけり石鹸玉
■書道Ⅰ(NHK高校講座)より
自分の書を創造する -創作-
古典を生かす
古典の書体や書風を参考にする
篆書(てんしょ)・隷書(れいしょ)・草書・行書・楷書
書の構成
作品の大きさや形式
文字の配置と余白
全体の構成などを工夫
印を押す -落款-
落款とは署名して印を押すこと
作品の完成と作者を証明する
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