鳥つがうはびこる生体濃縮
アフリカや沈黙の春今もなお
人の道一つに非ず春の色
寄り道が深みとならん春の雨
(平野海祝君へ)風光る口を開けば「おにいちゃん」
一分季語ウンチク より
春は三つに分かれている
日本には四季という四つの季語があります。
その内の一つ春の中でもさらに三つに区切られています。
これをひっくるめて「三春(さんしゅん)」と言います。
春という季節全体を「三春」。
その内の一つ目の区分が「初春」となります。
2月の頭から3月の頭にかけて、そして今度は
3月の頭から始まって4月の頭頃までを「仲春」。
4月の頭から5月の頭くらいまでを「晩春」
というふうに分かれています。
それぞれ季語には区分がついていて
春ならいつでも見られるものだったら「三春」。
桜など春の終わりになって見られるものは「晩春」と
いうような区分となっている訳です。
そういうことも意識しながら
歳時記を見てみると楽しいです。
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