春の雨清濁持ちて笑顔かな
朧月叶わぬ孤悲(こい)と知りつつも
冬椿あまたの雨と散り行かん
眉山から望む百名月おぼろ
春満月と両国橋の寒桜
一分季語ウンチク「春動く」
「時候初春」の時候の季語となっています。
歳時記をひくと「春動く」というのは傍題であり
メインとなっている季語は
「春めく」として掲載されています。
春になりだんだん春らしくなる
それを更に具体的にというか
その春がやって来る気配みたいなものを
より「動く」と、具体的な動詞をそえて語っている
そんな季語です。
「春めく」というと雰囲気によりますが
「春動く」というと
木の葉のちょっとした動きであったり
虫が顔を出しはじめるかもしれないとか
そんな物の姿が想像できます。
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