2022年2月23日水曜日

促音便とトーベ・ヤンソンの言葉

春の霰(あられ)生涯アナキストなり
春月夜他人の気概を纏い生き
春潮よ奴隷のままの人生よ
淡雪や違和感持ちて闘いて
春まけて生の拡充疎外せず

夏井いつき俳句チャンネル より
【音便シリーズ】「促音便」を使って句を力強くしてみましょう

翅(はね)わつてんたう虫の飛びいづる   高野素十
が連用

基本の形    わる
語幹(変化しない)わ
未然ず(ない)  ら
連用たり(て)  り
終止。     る
連帯こと とき る
巳然ども(ば)  れ
命令!     れ

促音便
タ行 チ     打ちて⇨打って
ハ行 ヒ ⇨ッ  吸って⇨吸いて
ラ行 リ

音便を発生させない場合⇨格調高い感じになる

何が正しいというのではなく作者の意図として
どちらを選ぶかは作品の内容によって
作者が判断して選ばないといけない。

花菜漬買て明るき傘ひらく
「ひ」は「う」「っ」選択肢は3つある。
「ひ」歴史的仮名遣いで格調高い印象
「う」ウ音便、柔らかく時に優雅な印象
「っ」促音便、勢いがあり、力強い印象

トーベ・ヤンソン 曰く
「初恋は、これが最後の恋だと思うし、
 最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。」

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