春月夜跋扈するマイナス思考
悪意なき嘘はびこりて春愁う
春闘や始末に始末重ねても
コロナ禍の警告音や冴返る
コロナ禍を資本主義へと寒き春
夏井いつき俳句チャンネル より
【音便シリーズ】第三回
撥音便(はつおんびん)を使えば、句の「歯切れ」が良くなる!
雪国に子を生んでこの深まなざし 森澄雄
「生んで」というところが撥音です。ん
基本の形 生む
語幹 生う
未然 生まず 生まない
連用 生みたり
終止 生む
連体 生むこと 生むとき
巳然 生めども 生めば
命令 生め
「生んで」は連用形の変化となっている。
本来は「生みて」となる。
(体でこの違いを感じることが大切。)
撥音便にはナ行 二 バ行 ビ マ行 ミ
⇨ン となる。
「死ぬ」は「死にて」と変化する。
撥音便を発生させると「死んで」となる。
「呼びて」⇨「呼んで」
「踏みて」⇨「踏んで」
これが撥音便の特徴です。
撥音便は歯切れよく活発。
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