2022年2月24日木曜日

霾とマルコムXの言葉

(大杉栄の恋)美は乱調にあり龍天に昇る
(コロナ患者への)砂嵐一方的な視線あり
春疾風(はやて)ケア労働の価値軽視
(コロナ禍)亀鳴くや見えないことが透けて見え
薄氷(うすらい)よ性暴力よ戦争よ

一分季語ウンチク 「霾(つちふる)」
ジャンル 天文・三春

霾とは「黄砂」を意味する言葉です。
大体日本には春頃になると黄砂が飛来してきます。
その時には空が何となく黄色くかかって
目が痒くなったりする方もいらっしゃいます。
黄砂、霾など、いろんな言い方があるのですが
その黄砂によって黄色く曇った様のことを
「霾(よな)ぐもり」なんていう言い方もしています。
その他様々な傍題があります。
黄砂、黄塵万丈(こうじんばんじょう)、霾(ばい)、
蒙古風(もうこかぜ)、霾天(ばいてん)、霾風(ばいふう)、
つちかぜ、よなぼこり等々、様々な異名があります。
苦しめられる「霾」ですが、句材として
一句試してみてはいかがでしょうか?

マルコムX 曰く
「もし君を批判するものがいないなら  
 君は恐らく成功しないだろう。」

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