2020年12月8日火曜日

三島 最後の言葉

手は頬に背中丸めて冬銀河
夜鷹蕎麦(よたかそば)地球に間借りしてるだけ
鼬罠(いたちわな)植物連鎖断ち切れず 
枯芭蕉死の育みに生あらん
枯葉満つ獣ガサゴソかくれんぼ

ETV特集「転生する三島由紀夫」より
輪廻転生
三島由紀夫最後の言葉 昭和45年(1970)11月18日収録

死が最高理念じゃないんですよ
生きて生きて生き延びなければ
完成もしなければ洗練もされない
だけど行動っていうものは
十八歳で死んだっていいんだからね
完成しちゃう
その間に生きて
そして年を取っていくということは
苦痛そのもので
体が二つに引き裂かれるようだけど
そうしなきゃ
僕は芸術家である
生きがいなんかないんだと
思うようになったんですね
それはいま書いている
「豊饒の海」のモチーフでね

4部作 昭和40~46年(1965~1971)
「新潮」で連載

どんな解釈をしても良いけれど…。
あまりに勝手な受け取り方にはいかがなものかと思った。
番組にそのような人のコメントを入れないで欲しかった。

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