2020年1月29日水曜日

藺を植うや今朝は凍てゆるめる泥田 夏井いつき

春を待つ 積み肥(ごえ)とせん 汗の量
サーキット 速さ魅せられ 白き息
湯豆腐の 薬味揃えて 待つ時間
内腿を あててさすりて 火鉢かな
井戸水で 洗う大根 光りをり

俳句王国がゆく 広島県福山市 より

紹介された句を記しておきます。

饒舌な漁師 冬日の常夜灯  モーリー・ロバートソン
碧深し 雁木(がんぎ)の 八段目から冬  豊田エリー
天守まで 琴の音美()しき 冬青空  高橋拓也
象牙小袋へ 小春の二弦琴  俳句仮面
真犯人 忘れたる祖母 蜜柑剥く  高橋拓也
食卓の 無言三日目 冬深し  中常克彦
雑炊粘る 年収百と 四十万  俳句仮面
凍星や ラップバトルの 高架下  モーリー・ロバートソン
珈琲の 染みの冷たし バスの旅  豊田エリー
冬枯れや 百歳までと 念(おも)うたに  村上鈴子

()を植()うや 今朝は凍てゆるめる泥田(どろた)  夏井いつき

先日の俳句対談で俳句界の様子をちょっと
知ったので興味津々で拝見しました。
ちょっとしたことを知ると知らないでは
大きな違いがあるものですね…。
勝手に、俳句王国に親近感を持つようになりました。草

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