2020年1月18日土曜日

1月の浅草と着物で一句

ドレープ越しに 見送る船や 冬を行く
寒の内 閉じることなき ドアに立ち
冬惜しむ 磨き続けた 個性さえ
薬効と 伝統の味 寒蜆
銀杏枯る 影揺らめきて 踏みしめて

プレバト纏め 2020116

1月の浅草と着物で一句

永世名人への道
梅沢富美男 
爪皮の 紅のさくさく 霜柱
(さくさくと言うオノマトペで、3つの事を伝えた。
 音、動作、感触を表現している。)

特待生昇格試験
ミッツ・マングローブ
抜き襟寒し 酔客の うしろ影
(臨場感がある。寒しで気温と、
客への思いや疲れも表現している。)

1位 近藤サト
落椿 爪皮の 紅きを妬む
(あえて五五七の調べを選んだことで
 女が女を妬んでいる句になっている。


2位 星野真里
はたはたと はたかれており 春小袖
(最後の「は」と字余りにすることで余韻が生まれる。)
はたはたと はたかれ 春小袖の皴は

3位 市川由紀乃
着衣(きそ)始め 母子で歩む おさんば道
(着衣始めは新年の季語。新年の春着を初めて着る事。)
着衣(きそ)始め お産婆稲荷を 母と吾と

4位 高畑淳子
母に見え 冬羽織着た 鏡(きょう)の我
(五七五にする為に言葉を端折るのはよくない。
 自分の言いたい内容がリズムを決める。
 字余りのコツは上五を字余りにしたら
中七・下五でリズムのバランスをとる。)
母と見まがう 鏡に冬羽織の 吾よ

5位 波野久里子
寒空や レンタル晴れ着 ツンツルテン
(ツンツルテンはひらがな表記にした方が
文字が転がるようで柔らかくなる。)
浅草寒空 レンタル晴れ着の つんつるてん

今週は字余りの勉強ができました。
上五で字余りにした時は
中七・下五で文字数を足しバランスをとる!
というテクニックを学びました。
まだ理解していません。
しばらく時間がかかりそうです。
俳句は楽しい…。
夏井いつき先生ありがとう…。

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