2020年1月23日木曜日

山本鼎の教え2

伝統の 味は母から ふぐと汁
経験は 記憶の宝庫 日向ぼこ
感情の 詰め込まれたる 冬の靄(もや)
思い出の 貯蔵庫となる 冬の暮
目の見えぬ 不自由知りて 冬の星

日曜美術館
「自分が感じたものが尊い~山本鼎と児童自由画運動~」より

山本鼎(かなえ)の教え子である藤本澄子さんの言葉です。

「どう描きなさいとか
そういうことはいっさいおっしゃらないね。
じっとみていて
『よく見えごらん。』とそういう感じでね。
『よく見てごらん。』とおっしゃるその一言が
一生涯どっかに残ってるのね。
なにも絵を描くことだけじゃなくてね。
大切な言葉だったと今でも思ってますよ。
90過ぎても、まだまだよく見てない部分
見方の足りない部分があるなと
自分で昔を思い返しながら思っていますよ。」

これぞ!山本鼎の教えなんですよね…。
私ももっと注意深く見ないと
もっともっと掘り下げないとと思いました。

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