2019年12月7日土曜日

洋服の試着で一句

歳重ね 戻る初心の 冬野かな
まだできる 再度挑まん 冬の星
新しき ことに挑みて 冬北斗
日常に 変化楽しむ 冬の原
皮厚く 剥いて吸いたる 冬林檎

プレバト纏め 2019125

洋服の試着で一句

永世名人への道
村上健志 
代役の 衣装合わせや 虎落笛(もがりぶえ)
(虎落笛とは風がヒューヒューと笛のように音を立てる事。
これぞつかず離れずの季語の選択。
季語は近すぎるとベタツキ、離れ過ぎると意味が解りません。
不安、厳しさ、緊迫感とか一挙に表現する計算ができている。)

特待生昇格試験
Kis-My-Ft2 千賀健永
黒革の匂い 雪の滑走路

1位 森口瑤子
ブティックの 鏡うそつき 落ち葉蹴る
(罵り具合が良い。
 「うそつき」の強烈さと「蹴る」のバランスがとれている。

2位 土屋炎伽
新しき コートの朝 羽のごと
(助詞の「の」が曖昧。
 「は」にすれば羽のような朝。
 「を」にすれば私と言う主語を表現できる。)
新しき コートの朝 羽のごと
新しき コートの朝 羽のごと

3位 金子恵実
小春日や 夫(つま)も鏡に 試着室
(昔は配偶者をお互いに「つま」と呼んだ。
 映像を正確に伝えないといけない。)
(つま)と言う鏡 小春の試着室

4位 西川史子
貴方には もうあきました 衣替え
(衣替えは夏の季語。韻は音を踏む。)
貴方には もうあきました 秋の蝶
貴方には もうあきました 秋のバラ

5位 本田朋子
試し着て 鏡に聳(そび)える 雪山よ
(比喩は解かるように表現する。)
鏡に聳ゆ 試着せし コートの山よ

来週のお題は「羽田空港からのモノレール」

森口瑤子さんの才能に拍手喝采してしまいました。
今までも素晴らしいと思っていたのですが、
森口瑤子さんの溢れる才能に圧倒されました。
またまた、楽しくなりそうです。
森口瑤子さんには頻繁に出て欲しいと思ったりして…。

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