2019年12月28日土曜日

年末年始の駅弁売り場で一句

都鳥 江戸で呼ばれん すまし顔
百合鴎 京で呼ばれて はんなりと
短日や いたるところで 知らせ音
冬の蚊や 付きまとわれて 爪弾いて
年深し 時間経過の 早過ぎて

プレバト纏め 20191226
冬麗戦 予選
年末年始の駅弁売り場で一句

1位 皆藤愛子
右肩に 枯野の冷気 7号車

2位 村上健志
抜型を 重ねて 仕事納めかな

3位 梅沢富美男
初旅や ほのかに匂ふ ポリ茶瓶

4位 北山宏光
初旅や 頬にぷくりと ボンタンアメ
(ぷくりとボンタンが呼応している。)

5位 岩永徹也
駅弁の 箸割る音や 去年今年
(去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子の俳句が有名。
 「去年今年」は一瞬の奥に永遠を抱えている難しい季語。)
駅弁の 箸割る 去年今年の車窓

6位 森口瑤子
シウマイは 売り切れ駅 年の暮れ
(気負いがなくてよい。日常を巧く掬い取っている。
 「も」では散文的。「暮れ」の送り仮名はないほうが良い。)
シウマイは 売り切れ駅 年の暮

7位 立川志らく
正月の 麻雀強し 弁当や
(ネタはいいのに訳が解らない。)
正月の麻雀 弁当屋の 勝ち逃げ

8位 松岡充
弁当あり 水屋に三つ 冬の朝
(ぶつぶつ切れている。語順を変えるべき)
冬の朝 水屋に弁当の 三つ

9位 千賀健永
酔い買った 駅弁忘れ 冬の空
(動詞の使い過ぎ。意味が解らない。)
酔って買った 駅弁 冬空の何処

村上健志さんと皆藤愛子さんの句は素晴らしかった!
岩永徹也さんの俳句はもっと上でも良かったのでは…?
型にはめ込んであると言うだけで
4人の中に入れるのはいかがなものかと…。
私には理解ができませんでした。

次回は13() 18時 3時間SP
新企画の番組対抗もあるのだとか…。
私的には冬麗戦決勝が楽しみでなりません。

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