2019年12月5日木曜日

高橋秀&藤田桜ご夫妻

早朝の 話し相手は 冬の花
霜月や 息吹きかけて 食べる鍋 
霜の夜に 鈍く輝く 月灯り
食するは 生きた証明 帰り花
冬の海 手を繋ぎ見る 老夫婦

日曜美術館 海辺のアトリエ より
ゲストは高橋秀(美術作家)・藤田桜(布貼り絵作家) ご夫妻。

藤田桜さんは俳句歴20年千句以上詠んでおられます。
下記は藤田桜さんの俳句です。

舫ひ舟 睦ぶとも見え 浜おぼろ
(とき)色に 染まり暮ゆく 夏の雲
真二つに 割りしレタスの 匂い立つ
薫風や フランスパンを 横抱きに
在り合へる 事の嬉しき 朧月

毎晩お二人は夕飯時に、高橋秀氏はワインを
藤田桜女史は日本酒を持ち「おめでとう!」と、
言い合っているそうです。
生きていておめでとう!のおめでとうだそうです。
高橋秀さんは89歳、藤田桜さんは94歳!
今なお車を運転し、買い物に行かれ、
海辺では手を繋いでおられるようです。
理想のご夫婦に乾杯!

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