2019年12月31日火曜日

倒れるが前提の建築

それぞれの 価値観持ちて 年の暮れ
創造物と 自然交わる 冬日和
着ぶくれて 頬に手を当て 窓に風
年惜しむ モダニズムかつ 機能主義
社会鍋 偽善装う 年の暮れ

新美の巨人たち 「出雲大社」 より

「日本の建築は立て直すことによって
常に同じものが再生される永遠観。
日本の風土的なを生命感を
象徴しているのが日本の古来の建築。
その典型例のひとつが
出雲大社の本殿についても言えます。
形あるものはいつか朽ち果て
また再生を繰り返します。
日本人の死生観が
出雲お社本殿に現れていました。
朽ちていく儚さが表現されています。」

丁寧に生きました。今年も…。
新しき年も変化し続け懸命に生きて行きます。

今年もごちそうさまでした。


2019年12月30日月曜日

トルストイの言葉

デパートや 過疎地撤退 年の暮れ
歳の市 不安残して 楽しまん
緊張と リリース使い 冬を舞う
現実を 受け止めらずに 隙間風
冬の山 光を追うて 影と会い

トルストイ 曰く
「富は肥やしと同じで、蓄えたときは悪臭を放ち、
散布される時は土を肥やす。」

充電と放電の原理ですね…。
でも、私の運命とはよくできているもので
お金を一生懸命に貯めると自然に
使わなくてはならなくなるのです。
私が一生懸命始末していると、
とんでもないところで大金を失う運命です。
神様が悪臭を放たないようにしているのでしょうか?
妙に、大金がなくなる前は必ず節約しています。
そして、貯まったらごっそりどこかへ消えています。
私には投資は向いていないのかも…?
こんなことで安心な老後が送れるのでしょうか?
老後は自己責任と言われても…。辛い…。

2019年12月29日日曜日

お喋りファックスの怪…。

イライラの 矛先にされ 冬至粥
陽に向かう 甘藷の花よ 二重窓
いずこから 第九聞こえて 百合鴎
鷦鷯(みそさざい) 喉締め付けて 上向いて
筋肉が 日に日に落ちて 置炬燵

暮れも押し迫ったこの時期に電話機の
不具合がいよいよ本格的になってきました。
突然、時間構わずお喋りしだすのです。
なのに、数字をプッシュしても反応してくれないんです。
なので、まぁ君に新しい電話機を注文しました。
以前は、耳の遠い義母との会話の為に
ファックス付きにしていたのですが…。
今回はファックス機能のついたものは止めました。
するとスペースを取らないコンパクトな
電話機を注文することができました。
受話器はコードレスなので子機みたく使えます。
パソコンをしながら話せます。
子機もついているので、便利間違いなしです。
しかし、以前使っていた電話帳の
コピーの仕方が解らなくて…。
電話帳が移行できなかったらお手上げです。
もう紙ベースには残していないので…。
どうしよう…。

2019年12月28日土曜日

年末年始の駅弁売り場で一句

都鳥 江戸で呼ばれん すまし顔
百合鴎 京で呼ばれて はんなりと
短日や いたるところで 知らせ音
冬の蚊や 付きまとわれて 爪弾いて
年深し 時間経過の 早過ぎて

プレバト纏め 20191226
冬麗戦 予選
年末年始の駅弁売り場で一句

1位 皆藤愛子
右肩に 枯野の冷気 7号車

2位 村上健志
抜型を 重ねて 仕事納めかな

3位 梅沢富美男
初旅や ほのかに匂ふ ポリ茶瓶

4位 北山宏光
初旅や 頬にぷくりと ボンタンアメ
(ぷくりとボンタンが呼応している。)

5位 岩永徹也
駅弁の 箸割る音や 去年今年
(去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子の俳句が有名。
 「去年今年」は一瞬の奥に永遠を抱えている難しい季語。)
駅弁の 箸割る 去年今年の車窓

6位 森口瑤子
シウマイは 売り切れ駅 年の暮れ
(気負いがなくてよい。日常を巧く掬い取っている。
 「も」では散文的。「暮れ」の送り仮名はないほうが良い。)
シウマイは 売り切れ駅 年の暮

7位 立川志らく
正月の 麻雀強し 弁当や
(ネタはいいのに訳が解らない。)
正月の麻雀 弁当屋の 勝ち逃げ

8位 松岡充
弁当あり 水屋に三つ 冬の朝
(ぶつぶつ切れている。語順を変えるべき)
冬の朝 水屋に弁当の 三つ

9位 千賀健永
酔い買った 駅弁忘れ 冬の空
(動詞の使い過ぎ。意味が解らない。)
酔って買った 駅弁 冬空の何処

村上健志さんと皆藤愛子さんの句は素晴らしかった!
岩永徹也さんの俳句はもっと上でも良かったのでは…?
型にはめ込んであると言うだけで
4人の中に入れるのはいかがなものかと…。
私には理解ができませんでした。

次回は13() 18時 3時間SP
新企画の番組対抗もあるのだとか…。
私的には冬麗戦決勝が楽しみでなりません。

2019年12月27日金曜日

マイケル・ジャクソンの言葉

しずり霜 想う気持ちは 裏腹に
日短し 思い通りに 進めなく
スマホ鳴る 緊急ですか 冬の夜
マスクかけ 踊った昔 懐かしく
冬桜 青きキャンパス 背に咲かん

マイケル・ジャクソン 曰く
「いいかい、君の感情や振り付けや
曲への個人的な考えを押しつけないでくれ。
音楽がどうしたがっているのか、
音楽に語らせてくれ。」

あ~ときどき私も叫びたくなるフレーズです。
個人の考えを押し付ける人がいますよね?
あれは止めて欲しいです。
自分はこう考えています!ここで止めて欲しいです。
なのに、自分の思い通りにさせようとする人が…。
どういう育ちなのでしょうか?性格なのでしょうか?
ある程度の年齢を重ねたら、
自分は自分、他人は他人と言う考えを持って欲しいものです。

2019年12月26日木曜日

アイザック・ニュートンの言葉

古き布 裂きて縄とす 冬の夜
音外し リズム違えて 冬の月
冬落暉 リズム感なき アフリカン
誤字脱字 日々増殖す 冬の暮
葉書書く 冬の陽射しの 降り注ぐ

アイザック・ニュートン 曰く
「発見する方法は、簡単です。
1
週間、1か月、1年と、
そのことだけを考え続けるのです。
そうすると月明かりがさしてくるように、
問題が見えてくるのです。」

確かに…。
ず~っと同じことを考えていると、
ふと、天からの啓示のごと降りてくることが…。
ダンスの素晴らしい振り付けは、
いつも突然、降って湧いてきます。
それから、ルーティンを憶える時も
中々、頭に入らないことがあるのですが…。
突然、全部覚えていたりして…。
本当に問題解決は考え続ける事ですよね…。

2019年12月25日水曜日

破鏡再び照らさず

執拗に 声かけられて 冬ざるる
雪見月 さらっと言えば 良いものを
神楽月 平行線の 我とそち
もう二度と 会いたくもなく 柚子湯かな
香り効く 斉一説の 柚柑かな

私はどんな状況下にあっても
他人に中ったりしないので
自分の不都合をぶつけてくる人は許せません。
「覆水盆に返らず」「落花枝に上り難し」
「破鏡再び照らさず」と言う諺を
ご存じないのでしょうか
私はもう二度とお話などしたくないのに
やたら、私に取り入ってくる人がいるのです。
どんなに媚へつらわれても、おもねられても
今後一切お話はする気はないのですが…。
元に戻れるとでも思っておられるのでしょうか?
ドラマでも感情の赴くままに
言葉を捲し立てる人がいます。
ドラマではそれを許す人がいて
丸く治まるという設定が多いのですが…。
それはあくまでドラマ!あるいは
類友での間でのことでないでしょうか?
私にはそのような事はないので
速やかに私の前から消え去っていただきたく…。

2019年12月24日火曜日

霜柱俳句は切字響きけり 石田波郷

レープクーヘン 匂いを纏う ツリーかな
イヴのしきたり シュトレン焼いて 仏壇へ
冬銀河 音程外す オペラ歌手
プロ歌手が 音外すなよ 冬景色
木枯らしや 賀状書く手の かじかめり

NHK俳句 名句ミュージアム 石田波郷
テーマ「テーマを響かせる」

霜柱 俳句は切字 響きけり 石田波郷

堀本裕樹先生の解説…。

この句からは冬の冷え切った朝、
針のような細い氷の柱が束になって
土を押し上げている容姿が目に浮かびます。
実は作者は切字を使って句を
作ることを強く勧めた俳人でした。

諸君は無理にでも「や」「かな」「けり」を使へ。
若しくは絶対に切字を入れよ。
動詞を節約せよ。

そうすれば
何かそこに秀でてくる
玄妙な俳句の力を感じることだ。
出来るであらう。
「石田波郷読本」より

切字には大きく分けて3つの切字があります。
ひとつは詠嘆。
「~だなあ」と言う感動や観劇を表す。
ふたつ目は省略。
それ以上述べずに読み手の解釈や想像に任せる働き。
三つめは格調。
句に品格と整った響きを生み出すのです。

皆さんも積極的に切字を使い俳句の奥行を広げていきましょう。

以上でした。

2019年12月23日月曜日

株を守りてうさぎ待つ

(東京タワーを詠みました。)
冬の塔 数字の語る 優美かな
雪かぶり 数字の語る 美しさ
冬の空 上へ上へと 組み込まれ
冬空へ オレンジ色の 聳え立ち
電波塔 あるがままに 冬の夜

「株を守りて うさぎ待つ」

いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。
また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。と言う意味なのだそうです。
意外といらっしゃいますよね…。
訳の分からない整合性のつかないことを言い張る人がおられます。
時代に応じた思考でないと受け入れられないのに…。
このような人の存在が「老害」と言われ嫌われるんですよね。
私も今後、気を付けないとと思っています。
せいぜい反面教師にさせてもらいます。

2019年12月22日日曜日

稲刈って畔は緑に十文字 高野素十

冬の山 力の限り クラブ振り
力み過ぎ 指の皮むけ 冬の芝
霜柱 チップショットは 曲がりゆく
冬の空 アウトコースに 期待せん
冬の山 カップ嫌って 池の中

四国お昼のクローバー より

今回、お題になった映像のもとになった句は…。

稲刈って 畔(はぜ)は緑に 十文字  高野素十

夏井いつき先生評
「いかにも高野素十らしい。
 本当に描写したというタイプの句です。
 俯瞰した、今風に言えばドローンの映像です。」

景色の描写は私には理解できません。
そこに心がないと…。
月に一度の番組はなかなか拝見できません。
毎週あると勉強できるのに…。
毎週、放送してくださると嬉しいのですが…。

2019年12月21日土曜日

二択で実力査定スペシャル

冬日陰 含み笑顔を 振りまいて
跳びはねん 年相応に 冬日差し 
丑三つ時に サイレン鳴らし 消防車
冬の浜 ウツボ吊るされ ゆらゆらと
3分で ウツボ捌かれ 冬の浜

プレバト纏め 20191219

二択で実力査定スペシャル

1
◎小倉優子 朝の陽や 父と煮詰めた 柿のジャム
      朝の陽や 父と煮ている 柿のジャム
渡辺満里奈 雛しまう 手に桃の花 はらりはらり
       雛しまいたる 手に桃の花 はらり

2
 三山ひろし 10円の 望郷流す 春の雷
       10円の望郷 受話器置く 春雷
◎丘みどり 夏の雲 サイドミラーに ひしめきぬ

3
IKKO 人生の お守りとなり 曼殊沙華
    人生を 守り墓守る 曼殊沙華
◎松尾駿 冬空や 商談前の 缶コーヒー

4
◎鈴木光 道化師の ギャロップのごと 牧開
皆藤愛子 赤錆の 乾く傘立て 旱梅雨
     ビニール傘の 骨の赤錆 旱梅雨

5
 藤本敏史 村営バス 逃して不覚に 深紅梅
      村営バス 逃しひとりの 深紅梅
      村営バス 逃し五人の 深紅梅
      村営バス 逃してくてく 深紅梅
◎東国原英夫 草茂る 洞窟のこと 他言せず

6
◎村上健志 エルメスの 騎士像 翳りゆき驟雨
 東国原英夫 春昼の 鳩の目ん玉 見ゆる殺意
       鳩の目ん玉に 春日の 殺意あり

ワーストランキング
4位 博多華丸 初運転 梅雨の花道 晴れ舞台
        初めての ハンドル握る 梅雨の朝

3位 舛添要一 落葉して 都の宰 杜の外
        首都落葉 職を追われて よりの日々

2位 市川由紀乃 クマわたし 揺れる母見て 露寂し
         嫁ぐ秋 母への感謝 テディベア

1位 高畑淳子 赤い糸 緑の紙で 白紙なり
        冷房機 外した穴と 離婚の日

Kis-My-Ft2の二階堂高嗣君は俳句に興味がないんですよね。
22回も出ていて俳句の良し悪しも解らないのは…。
興味のない人に出演を強要するのはいかがなものでしょうか?
お可哀想ではないでしょうか?
多分ご本人は苦痛の何物でもないのでは…?
出演交渉は今後なさらない方が賢明かと…。

2019年12月20日金曜日

カットハウスにて

ITに お焦げ作れと 狸かな
自己責任が 理解できない 狐かな
隙間風 利用されたと 知りつつも
いじらしく 生きる努力の 冬日向
賀状書く インクの切れた プリンター

昨日、カットハウスに行ってきました。
以前、行っていた店は技術がなさすぎたので、
新規開拓をしようと思ったのですが…。
行ったら施術待ちお客さんがい~っぱい。
4時間待ちと言われ断念…。
仕方なく、以前行っていた店に行くと…。
下手な美容師さんがいなくて、
新しい美容師さんがいたのでした。
若いのにセンスが良くて技術も素晴らしく
満足のいく施術をしてくださいました。
チェーン店なのでまた、
いついなくなられるか不安ですが…。
また、しばらく通わせてもらいます。
お店を変えるのって面倒くさいんですよね。
今日は以前されたこと全部言いましたとも…。

2019年12月19日木曜日

マリア・カラスの言葉

山茶花や 目が合うたびに ご挨拶
ファルセット かける女や 菊枯る
冬鴎 去りゆく者に 未練なし
冬深し ブレグジットよ もう飽きた
混迷極む ブレグジットの 冬惜しむ

ザ・プロファイラー より

マリア・カラス 世紀の歌姫の愛と哀しみ

「オペラ歌手に必要なものは何ですか?

 才能ですか?」と聞かれ…。

「そんなものは当たり前、

 何が必要かと言えば、
 修練と勇気!それ以外はゴミ!」

と言い切っていた!と黒柳徹子女史!

益々、マリア・カラスに心を奪われました。

音を外す歌手が多いのは

どうしてなのでしょうか?
この番組中に出演していた人も…。
気付いておられないのでしょうか?
それなりの教育を受けておられるのに
そんなことはないと思うのですが…。
マリア・カラスみたくもっと
音は正確に出して欲しいものです。

2019年12月18日水曜日

桑田真澄氏の言葉

たゆたえど 沈まじ前へ 冬銀河
山茶花や 落ちる花あり 音のする
ジャケットに 顔をうずめん 色男
浅漬けが 美味く浸かりて 笑みの朝
18ホール 枯芝叩き また叩き 

桑田真澄 曰く
「運の貯金をしなさい。」

私は運を持たず生まれてきたので、
自然と運の貯金をするようになりました。
私の考える運とは愛に近く
見返りを期待しない奉仕です。
いつも誰かのために時間を使っています。
でも、そのお陰で豊かな人生が
送れているようにも感じています。

2019年12月17日火曜日

養老孟司の言葉

冬木立 待合室の 待ち時間
笑む医師や 口にチャックの 冬の虻(あぶ)
出入り口 座席を抜ける 冴ゆる風
会計待ちの 寒し時間や 掲示板
喚き声 通路に響く 冬の棟

養老孟司 曰く
「自分の力で探そうとはせず、
人任せで探し物をする。
ほんとうにそこには
幸せが落ちているのでしょうか。」

人任せでは何も得るものはないと思います。
自分でやって失敗して、何度も挑戦して、
最後に成功は手にするものではないでしょうか?
自分でやっていないと、
応用力も身につかないと思います。
経験してこそ幸せは手にしないと…。
その喜びすら中途半端な幸せでは…?

2019年12月16日月曜日

吉行和子女史の俳句

半袖の 機敏な動作 冬北斗
問い質す 医師への不信 冬ざるる
咳込まれ 逃れられずに 風邪罹患
院内は 常夏の国 霜畳(しもだたみ)
冬の暮 忘れてならじ 健診日

1215日のNHK俳句より
ゲストは吉行和子女史でした。

遊べやと 黄泉に誘う 昼の月 窓烏
恋心 消えれば他人 夾竹桃 窓烏
語ること 多く残して 寒椿 窓烏
ゆりかもめ 恋の河原に 舞い降りる 吉行和子

さすが!俳句歴30年でいらっしゃる。
素晴らしいの一言です。
吉行和子Worldに魅了されました。
こんな素敵な俳句を詠まれていただなんて…。
私ももっと熟慮しつつ詠まないとと反省しました。
吉行和子女史の大ファンでしたが
ますます好きになってしまいました。
俳句ってやはり為人が出ますね…。
やはり、ダンスと同じパフォーマンスなんですね。
しなやかな俳句が詠めるよう研鑽を積まなくては…。

2019年12月15日日曜日

菊芋の収穫

豊彦ちゃんに貰った「菊芋」から芽がでてきたので、
取り除いた芽を鉢に廃棄していたら…。
芽がでてきていたので、水遣りをしていたら…。
花が咲き、収穫までできました。
「菊芋」の生命力に驚異の何物でもないような…。
この生命力が糖尿病を治してくれるのかも…。
鉢の土がピートモスだったので、
いとも簡単に収穫できました。


アリストテレスの言葉

病院を 走り回る子 窓に雪
すっぴんで 病院闊歩 小春かな
看護師の 優しさ沁みて 冬日かな
担当医 ころころ変わり 冬日向
ナース笑む 病や何処 冬の虹

アリストテレス 曰く
「愛というものは、
愛されることによりも、むしろ
愛することに存する。」

奥が深い…。
愛さないとですよね…。
自分が周りを愛することにより
大きく羽ばたけるような気がします。
周りへの愛こそが世界平和に通じるのでは…?
自分しか愛せない人がいます。
全てを計算し尽くして人間関係を
構築しておられる人がいます。
なんだかお気の毒でなりません。
損得抜きでのお付き合いでないと
寂しすぎるような…。

2019年12月14日土曜日

羽田空港からのモノレールで一句

冬の病院 名が呼ばれしは 指を折り
IT化 進む病院 冬の朝
公衆電話 ない病院よ しづり雪
誕生日 花でお祝い 十二月
病院で 触れた優しさ 冷たし日

プレバト纏め 20191212

羽田空港からのモノレールで一句

永世名人への道
東国原英夫
オッケーグーグル 冬銀河にのせて
(取り合わせが良かった。)

梅沢富美男
笹鳴の 庭後にして 帰京せり
(説明はするな。映像を入れろ。
  リフレインが故郷を思う調べになる。
帰京せり 笹鳴の ふぼの庭

1位 大友康平
空恋し ビルの谷間に 第九鳴る
(中八を常套句に表現。
 季語でないものを新しい季語として提案。)
空恋し ビルの谷間に 鳴る第九

2位 秋吉久美子
オレンジの 東京タワーの 雪温し
(中八の字余りは避ける。)
オレンジ色の 東京タワー 雪温し

3位 浅香唯
冬日和 凛と車窓に 電波塔
(初心者は「凛」を使いたがる。)
冬晴や 車窓に凛と 電波塔

4位 芦名星
思い出の 東京タワーに 雪光る
(中八の字余りは避ける。)
父と来た 東京タワー 雪ひかる

5位 陣内孝則
ビル集い 踊る師走の スクリーン
(擬人化でこけた。映像を詠む。)
空は師走 スクリーンめく ビルの窓

次回は「二拓で実力査定スペシャル」

秋吉久美子さんは普通の句をお詠みになられていて吃驚!
普通の感覚もお持ちだったのですね。草
東国原英夫氏は奇を衒っておられるのですね。
梅沢富美男氏は私と同じで説明がお好きみたい…。
解かって欲しいという気持ちが先に立つんですよね。
違う解釈をして欲しくないんですよね。
でも、俳句はいろんな解釈を良しとしておられるんですよね。
う~ん、私はまだまだ修行が足りませぬ…。