2019年10月21日月曜日

アナザーストーリー 三島由紀夫 最後の叫び

蓑虫に 台風被害 教えけり
秋小鳥 愛を語らん 縦横に
追いかけて 追いかけられて 花鶏(あとり)かな
鳥の声 枝から枝へ 耳澄ませ 
キャンパスに そびえる薄 浮遊せん 


アナザーストーリー「三島由紀夫 最後の叫び」より

三島がなぜ自決を選んだのか?真相は誰にも語っていない。
だが、そのヒントとなるインタビューが残っている。

「人間の生命と言うものは不思議なもんで
 自分の為だけに生きて
自分の為だけに死ぬというほど
 人間は強くない。
 人間は何か理想なり何かの為と言うことを
 考えている人で自分の為だけに
生きる事にはすぐに飽きてしまう。
死ぬのも何かの為と言うことが必ず出てくる。
それが昔言われた『大義』と言うものです。
 大義の為に死ぬことが、人間の最も華々しい
英雄的な立派な死に方だと考えられてきた。」

三島は命を絶つ1時間前、自らの主張を記した檄文、
そして手紙を徳岡孝夫に託しています。

「檄は何卒、何卒、ノーカットで
  御発表頂きたく存じます。(中略)
  願ふはひたすら小生らの真意が正しく
  世間へ伝はることであります。」

三島由紀夫の檄文
楯の会隊長 三島由紀夫

何度も自分のブログで取り上げていたので、
この事件に関しては、自分なりに
丁寧に検索したつもりでいたのですが、
NHKの取材には感動しました。
素晴らしかったです。
語りはちょっと番組には相応しくなかったのでは…?
それぞれの捉え方があってしかるべきかとは存じますが…。
私情は入れず、淡々と事実を伝えて欲しかったです。

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