2019年10月13日日曜日

2019金秋戦 決勝戦 歩行者信号で一句

行く秋や 飛び立つ鳥に 吾を重ね
利の行くえ ゴアもグレタも 落花生
信じられない ゴアもグレタも 木の実降る
茨の実 ゴアもグレタも 恥を知れ
嘘つくな ゴアもグレタも 後の雛

プレバト纏め 20191010
俳句タイトル戦「2019金秋戦」

決勝戦 歩行者信号で一句

1位 東国原英夫
信号の 点滅は稲妻の 合図
(私的には「信号の点滅 稲妻への合図」が良いと思ったのですが…。)
信号は点滅 稲妻への合図

2位 藤本敏史
信号待つ 騎馬警官の 背のさやか
(さやかが秋の季語。映像を持たない時候の季語。)

3位 横尾渉
天泣の プラチナ通り 檸檬の香
(天泣とは天気雨の事。言葉のイメージを大切に。)
天気雨の プラチナ通り 檸檬の香

4位 中田喜子
横断の人波 秋光を 放つ

5位 千原ジュニア
台風や ぐぅわんぐぅわんと 信号機
(オノマトペはリアリティー、オリジナリティー、
 真実味、独自性がないと成立しない。)

6位 石田明
我だけを 停める信号 秋あかつき
(素材が良い。センスを褒めたい。)
我のみを 停める信号 秋の焼(あけ)

7位 村上健志
廃校の名の 信号機 秋の蝶
(「残」と「廃」が障ると判断する人もいるが
 「残る」は捨て石の働きをして意味を解り易くしてくれる。)
廃校名 残る信号 秋の蝶

8位 梅沢富美男
徒歩(かち)で行く 免許返納 秋の風
(別に徒歩は珍しくない。
徒歩遍路、徒歩はだしと俳句では使われている。)
秋風を 歩きて免許 返納す

9位 松岡充
交差点 律(りち)の調べか 通りゃんせ
(律の調べとは秋の時候の季語で、琴などの調子、秋らしい趣の事。)

番組の締め括りで仰られた夏井いつき先生の言葉!
今後は技術、独自性、芸術性を一緒に追求していきましょう!

句会に参加したり、俳句の本を読んだりしている人は、
類想が解ると思いますが、私みたく
それを全くしない人間には解りません。
人真似をしたくないあまり他人の俳句は
なるべくなら遠ざけておきたいのです。
遠ざけていると、類想だと気付けないのです。
あ~、なんとも悩ましい現象にぶち当たってしまいました。

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