夏の水 競争じゃない 生きるのは
夜暑し 残す思い出 去る記憶
競い合い 勝った負けたと 雲の峰
丑の日に 浴びる匂いや つまむ寿司
プレバト纏め 2019年8月1日
猛暑日で一句
特待生昇格試験
東国原英夫
立ち漕ぎの 警官真顔 炎天下
⇩(緊迫感が足りない。
動作より表情に焦点が当たっている。
「警官」で切り、季語を映像で認識させる。)
立ち漕ぎの 全力炎天の 警官
中田喜子
竹藪の かわく羽音や 極暑来る
⇩(音のリアリティが足りない。複合動詞を用いて
語順を変え、季語を音で反芻させる。)
極暑来る 竹藪乾ききる 葉音)
1位 パンサー 向井慧
ソフトクリーム 垂れ点々と 子の歩幅
⇩(動きながらの映像が切り取られている。
セオリー通りで見事。)
2位 森口瑤子
仏壇の 向日葵までも くたばりぬ
⇩(展開が良く俳人としてのセンスがある。
句に相応しい言い回しを選ぶ。)
仏壇の 向日葵も くたばってゐる
3位 IKKO
人生の お守りとなり 曼殊沙華
⇩(大きさ、色合いが解る。「となり」が説明的。
映像化することで主役の季語が立ってくる。)
人生を 守り墓守(も)る 曼殊沙華
4位 King&Prince 高橋海人
夏を飲む 貴方を映す ガラス玉
⇩(季語をラムネにして恋のイメージを詠む。
季語の選び方が間違っている。)
恋弾ける 貴方を映す ラムネ玉
5位 池田美優(みちょぱ)
炎天に 映える黒肌 まだ足りぬ
⇩(散文的で情緒がない。
季語「日焼け」で表現した方が意図が伝わる。)
美しき 日焼けの肌を なおも焼く
美しき 日焼けの肌を 焼く焼く焼く
来週のお題は「お盆のサービスエリア」
今回は、ゲストの違った一面が見られ興味深かったです。
森口瑤子さんは思いっきりの良い女性だったのですね。
みちょぱは、確りと自分を持った女性だったのですね。
まさか、あそこまで反論されるとは想像していませんでした。
お二人の女性が益々、大好きになってしまいました。
自分を持たない人には魅力を感じられません。
などと墓守女の独り言…。
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