2019年8月2日金曜日

イサム・ノグチ作「モエレ沼公園」

70過ぎて 通う会社よ 夏の朝
思い出が 繰り返されて 夏深し
斑蛾よ あざみの蜜に ご執心
雨の止む 蝉喜びて 大合唱
ラジカセや 運動場の 盆踊り

新美の巨人たち 
イサム・ノグチ生涯最後の彫刻 モエレ沼公園 より

「すごく空が広い。ここにはフォルムが必要です。
 これは僕のやるべき仕事です。」
と言って、モエレ沼公園の彫刻を引き受けられたそうです。

母 レオニー・グルモアの願いは
「イサム・ノグチが東洋と西洋の美を受け継ぐ芸術家になること。」
だったそうです。

イサム・ノグチは「芸術より良き生活の為に役立つ」との思いから
小さな生活用品から大地の彫刻までやられたのだそうです。

イサム・ノグチの語った夢は
「未来の彫刻は大地になされるものかもしれない。」だったそうです。

モエレ沼公園のマスタープランが出来上がった1ヶ月後、
198812月他界 享年84歳 だったそうです。

札幌市の熱意と彫刻家の遺志を受け継ぐ人々の情熱で
17年の歳月をかけて2005年完成したのだそうです。

「モエレとはアイヌ語で、
ゆったりとした流れと言う言葉!
この広いスケールが心の重力から解放し
我を忘れさせてくれるのでしょう…。
世界のどこにもない唯一無二の場所として…。
東洋と西洋に引き裂かれ帰る場所を失った魂のフォルム。
大地の彫刻。地上の奇跡。」
と番組ではモエレ沼公園を形容していました。

「僕は望まれて生まれてきたのではない。
父母にとっては、この上ないお荷物だった。」と、
イサム・ノグチは言っておられたそうです。
世の中にはい~っぱいそんな子供がいるのでは…?
と、我が人生を振り返った次第です…。


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