足るを知り 残る暑さに 肩で息
秋日傘 綺麗な男 好きですか
立てぬのに 歩くだなんて 萩の声
歩けぬに 走るだなんて きりぎりす
NHH俳句 名句ミュージアム
テーマ「人間を詠む」
づかづかと来て 踊子にささやける 高野素十(たかのすじゅう)
堀本裕樹先生 曰く
「この句、まるでドラマの一場面のようですね。
づかづかと言う歩き方に青年の思いが表れているようです。
その歩き方からは遠慮のない無粋な青年の姿が浮かんできます。
実は意を決して踊子に向かっているのかもしれません。
そして青年は踊子の耳元で何か囁くのですが、
その言葉は省略されています。
読み手によってさまざまな想像が膨らむところです。
この句からは踊子に近づいてきた青年の様子や
佇まいを鮮明に思い浮かべることができます。
このように人間を詠む時には喜怒哀楽を伴った
どこか人間臭さが感じられるような句を作りたいものです。」
人間を写生するって素敵!
人間を詠んでも良かったのですね…。
なんでも詠めるとは言っても季語は
輝かさなくてはいけないのですよね?
人間臭さを詠んでも良いと言われても…。
どのような季語と取り合わせできるのでしょうか?
これがネックとなりそうです。
ひょっとして無季句なのでしょうか?
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