2019年8月31日土曜日

575でカガク「はやぶさ2」

騒音の 被害拡大 残る蝉
抜け殻が また玄関に 秋の朝
秋の蜂 シャッター裏に 立派な巣
三度目の 蜂の巣撤去 秋暑し
巣を撤去 住処を探す 雀蜂

575で化学 
はやぶさ2 特選句が発表なりました!

まずは夏井いつき先生の詠まれた句から…。
リュウグウにかりがね寒き夜もあらむ  夏井いつき

はやぶさ2のスタッフも詠んでおられました。
金だわし城の入り口削りたし  中澤暁(サブプロジェクトマネージャー)
宇宙(そら)渡る黒も果実も美味しさよ  岩田隆浩(近赤外分光計担当)
星月夜行く道照らす裏方衆(エキスパート)  吉川真(はやぶさ2 ミッションマネージャー)
それを受けて…。
旬を捻れ研究棟の長き夜を  夏井いつき
最後の句は…。
太陽無音はやぶさは何捉えたか  夏井いつき

選者:夏井いつき
夏濤(なつなみ)の記憶星にも子宮にも      青海也緒
りゅうぐうに初めての客秋の風      あさふろ
飛花落花三億キロを経て制御      斎乃雪
リュウグウへ涼しく触れて帰りけり      小野更紗
リュウグウに海月の化石ありさうな      雪井苑生
リュウグウへ行かん小春と水あらば      土井探花
凡そ(およそ)球状じゃがいももリュウグウも      板柿せっか
銅埋むる清明のリユウグウよ      彼方ひらく
恋猫に傷リュウグウに有機物      片野瑞木
冷奴星に触れても良い時代      北野きのこ

選者:佐藤貞子
飛花落花三億キロを経て制御      斎乃雪
玉手箱の中身は時間冬銀河      比々き
竜宮やただ沈黙の冬の海      ちびつぶぶどう
出来のよい子だと褒められ夏の星       日午
傾いて降りる機体の秋思かな      中山 月波

前回もご投稿されていた方の句を発見!
人間覚えているものですね…。
夏井いつき先生と私の選んだ句はだいぶ違っていました。
俳句にも辿った人生が影響してくると思いました。
また、知識にも大きく左右されるのではないでしょうか?
と、感じた次第です。\(生意気!)


2019年8月30日金曜日

カウント先生!Help me!

傲慢で 品格も無し 扇置く
敬意ない 無礼な態度 葉月かな
鳶の鳴く 遠くはろけし 秋宙へ  
夜顔の 香に誘われて 網戸開け
品が増す 画面の力士 受け答え

私の疑問!
どうして曲のカウントがとれないのでしょうか?
カラオケではステージにも立っておられるのに…。
カウントがとれないのが不思議でなりません。
最初、冗談かと思っていたのですが、どうも違うようです。
「カウント先生」と言うCDも発売されています。
ぜひ、正しいカウントで踊って欲しいものです。
気持ちが悪くて私は踊れません。楽しめません。
注意すると、「そんな細かい事!」と言われてしまいました。
スキンシップをご所望でいらっしゃるのなら
別のジャンルの趣味を持つべきでは…?
音を楽しんでこその社交ダンスだと思うのは、私だけ…?

2019年8月29日木曜日

ロビン・シーガ―の言葉

爽やかに 引き算の画家 フェルメール
ドイツから ゴッホの画像 秋うらら
秋夕焼 余韻楽しむ 帰り道
中枢を 失ふ怖さ 花とり日
老介に 朝顔咲きて 最期知る

ロビン・シーガー 曰く
「成功とは場所でもなければ目的地でもない。
大きいものでも小さいものでもない。
成功とはやると決めたことを
やり遂げた時に味わう思いである。」

ご指摘の通りだと存じます。
このように成功を成し遂げられた時の
達成感は格別でしょうねぇ~。             
普通の人間には味わえないものかと…。
日本では自分の為と言うよりは目的を他人のために
設定する人が多いような気がしてなりません。
オリンピックでは勝利者インタビューで
○○さんの為にとか、よく聞かれますよね?
一応美談に聞こえるのですが、自分の為に
頑張って成功して欲しい気持ちがあります。
日本人のDNAかもしれませんが昭和の臭いがしてきます。
そろそろ、令和なのですからご自身の為に
力を出し切って欲しいような…。
あなたの応援がしたいです。

2019年8月28日水曜日

アーサー・ショーペンハウアーの言葉

蜩に 哀愁感じ いる人が
鈴虫は 昔捕まえ 今買わん
秋海棠(しゅうかいどう) 薄紅色の 風に揺れ
山別れ 甥を寿ぎ のし袋
秋茗荷 花を除きて ラップ掛け

アーサー・ショーペンハウアー 曰く
「どのような運が降りかかろうと、
喜びに浮かれるのことのないように、
悲しみに暮れることのないように
万物は流転し、そして運もまた、
いつ変わるとも知れないのだから」

驕り高ぶることなく、平常心で日々過ごせたならと…。
なのに、日々一喜一憂しています。
不運がそんなに続く訳はない!とは思うのですが
精神がずたずたに踏みにじられることが…。
歳を重ね回復力がますます落ちているような…。
解ってはいても自分自身をコントロールできません。
人生修業はまだまだ続きそうです。
もっと、強い精神力を持ちたいものです。

2019年8月27日火曜日

づかづかと来て 踊子にささやける 高野素十

新月に 願いを込めて 餞暑かな
足るを知り 残る暑さに 肩で息
秋日傘 綺麗な男 好きですか
立てぬのに 歩くだなんて 萩の声
歩けぬに 走るだなんて きりぎりす

NHH俳句 名句ミュージアム 
テーマ「人間を詠む」

づかづかと来て 踊子にささやける 高野素十(たかのすじゅう)

堀本裕樹先生 曰く
「この句、まるでドラマの一場面のようですね。
 づかづかと言う歩き方に青年の思いが表れているようです。
 その歩き方からは遠慮のない無粋な青年の姿が浮かんできます。
 実は意を決して踊子に向かっているのかもしれません。
 そして青年は踊子の耳元で何か囁くのですが、
 その言葉は省略されています。
 読み手によってさまざまな想像が膨らむところです。
 この句からは踊子に近づいてきた青年の様子や 
 佇まいを鮮明に思い浮かべることができます。
 このように人間を詠む時には喜怒哀楽を伴った
 どこか人間臭さが感じられるような句を作りたいものです。」

人間を写生するって素敵!
人間を詠んでも良かったのですね…。
なんでも詠めるとは言っても季語は
輝かさなくてはいけないのですよね?
人間臭さを詠んでも良いと言われても…。
どのような季語と取り合わせできるのでしょうか?
これがネックとなりそうです。
ひょっとして無季句なのでしょうか?


2019年8月26日月曜日

野口英世の言葉

台風に 猛威ふるわれ 探し物
去るものを 追い越してこそ 萩うねる
ささら萩 今が最高 適齢期
完熟の 桃頬張りて 豪奢なり
梶の葉や 叶わぬ願い 認めん

野口英世 曰く
「モノマネから出発して、
独創にまでのびていくのが、
我々日本人のすぐれた性質であり、
たくましい能力でもあるのです。」

ご指摘の通りだと存じます。
大河ドラマの「いだてん」でも、しきりと西洋の
アメリカの真似をしようとする日本人が描かれています。
健気と申しましょうか?愛おしく拝見しています。
同じことだと思うのですが、
今まさに、かの国の世界の法律を無視して
コピーしようとしている姿には
辟易するのはなぜなのでしょうか?
可愛げがないと申しましょうか?
狡賢さに気分が悪くなってきています。

2019年8月25日日曜日

養老孟子の言葉

木戸叩く 雨風に震え 盆休み
八月や エリアメールの 音強し
近隣へ 危険知らせる 秋出水
Thank youと 言ったあなたと 秋暑し
抱かれて 強く抱かれ 秋暑かな

養老孟司 曰く
「人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。
とりあえずの答えがあるだけです。」

そうかもしれませんね…。
その時、その時、良かれと思った方向へ
進んでいるだけかもです。
その場しのぎの回答なのですから
もっと、気楽にチョイスしても良いかも…?
苦悩の日々を過ごすのは疲労困憊になってしまいます。
精神を病んでは元も子もありませんもの…。
どうせ、とりあえずの答えなのですもの
ゆったりと構え悠然と行動すべきかも…?
時代が変われば、正解も変わりますものね。
不変のものなど存在しませんものね。

2019年8月24日土曜日

夏の終わり・夕方の空港で一句

秋さびし 亀の命も 終わりあり
秋懐や 雲の流れの 速すぎる
万物の 性を掘り下げ 秋思かな
天高し 威厳讃えて 寿いで
養生し 命永らえ 秋あわれ

プレバト纏め 2019822

夏の終わり・夕方の空港で一句

永世名人への道
村上健志
八月の 機内に点る 読書灯
(映像に思いが託されている。
八月と言う季語は原爆、お盆、終戦、と
言った複雑な思いを持っている。
この言葉の中には作者の思いが全部含まれている。)

梅沢富美男
秋夕焼 機内に遺影の 席ひとつ
(あえての中八が成功している。
 「秋夕焼の 機内遺影の 席ひとつと」とも言える。
 しかし、それでは作者の立ち位置が違ってくる。
 第三者の目線で遭遇したことがここでは詠まれている。)

1位 伍代夏子
惜別の スカイデッキや 秋夕焼(あきゆやけ)
(手堅い作り方。
季語が持っている叙情が表現されている。)

2位 ブルゾンちえみ
秋風 混ざる荷物の 異邦の香
(「と」では秋風と同等のものとして混ざってくる印象がある。
 「に」にすると秋風を主役に押し出す大事なポイントとなる。)
秋風 混ざる荷物の 異邦の香

3位 鈴木梨央
機窓にて 心リセット 秋夕焼け(ゆやけ)
(語順で風景を分断している。
 上五は字余りが許容されるので
「心リセット」から始めると良い。)
心リセット 秋夕焼(ゆうやけ)の 機窓にて

4位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣
歓声に 浸る間なく 別れ鳥
(ツアーを詠むのに「別れ鳥」と言う悲しい季語は使わない。
 スターっぽい季語を入れると良い。)
歓声に 手を振り 別れゆく虹よ

5位 三山ひろし
カブトムシ 胸湧き友と テイクオフ
(旅行に行く人たちと解かる季語を入れる。
 「夏帽子の」と字余りで入れてもよい。)
夏帽子の 友と胸湧く テイクオフ

次回のお題は「回転寿司の秋刀魚」

ブルゾンちえみさんは頭脳明晰な女性でした。
初出演とは思えない素晴らしい句のご紹介でした。
再度の出演に期待しています。
4位と5位になられた方々は
出演したくなかったのだと思います。
無理やり出演させるのは
お互いにとって、負の効果しか齎しません。
これを最後にして欲しいものです。
他のジャンルにご出演されますように…。(願!)

2019年8月23日金曜日

マーカス・バッキンガムの言葉

遍路道 釣瓶落しの 響く山
秋の土 喜び勇み 虫の鳴く
鳥脅し 人怖がりて 鳥怖じず
椋鳥や 共に遊びて 共に食ぶ
新しき ものへ挑戦 鰯引く
 
マーカス・バッキンガム 曰く
「何をするかではなく、何をしないか。
継続的な成功を手に入れた人たちは
退屈やストレス、
自分を消耗させることに気づいたら
それらを切り離す。」

あ~!私の一番苦手な手法です。
これができないから倒れるまでやって
お祓い箱状態になるんですよね。
解ってはいるのですが、切り離せなくて…。
ついつい、長居をしてしまうんですよね…。
今一度、立ち止まって考えるべき時に
差し掛かっているのかも…?

2019年8月22日木曜日

福沢諭吉の言葉

水色の ドレス誂え 秋を舞う
フェアリーのごと リフトされるや 秋の舞い
信州の 客をもてなす 蕎麦の花
西瓜食ぶ まん丸お腹 突き出でる
夕暮れよ 別れ烏の 声響き

福沢諭吉 曰く
「あまり人生を重く見ず、
捨て身になって何事も一心になすべし。」

承知仕り候!
どんなに考えたって自分の力では
どうにもならないと言う事が多いように感じてきました。
一生懸命やっていればそれで良いのでは?
等と、言う結論に最近達した次第です。
でも、ちょっと疲労困憊気味です。
一休みしたくなっています。

2019年8月21日水曜日

夏井いつきのよみ旅!より

ゆらゆらと 子規の目にも 鳳仙花
邯鄲(かんたん)の 幽美な声や 夢うつつ
文月や 月と金星だけの空
西瓜切る 涙の日々の 蘇り
刃を入れる 裂ける西瓜や 垂れる甘

夏井いつきのよみ旅! より

はつなつや 三つ編みを編む また解く(ほどく)
病棟を出れば 海馬にさみだるる

夏井先生の解説
「海馬がさみだれている人は誰なのか
 想像力をかきたてられる秀逸な俳句!」

一句目の句はお嬢さまが二句目はお母さまが詠まれた句です。
お嬢さまが俳句を習いたいと言いだしたので
お母さまが付き添って行っているうちに
お母さまも詠まれるようになられたとか…。
物凄い才能のある母子ですよね…。
羨ましい限りです。
お二人とも俳句歴は56年だとか…。
私は2年!楽しむぞぉ~

2019年8月20日火曜日

コンプレックス克服法

盆花や 玄関先の 新聞紙 
帰省する 友の翻弄 盆の月
アッシーに 任命されし 盆の月
盆の月 リゾート地では なかりけり
盆休み 母娘バトルの 和睦役

世界の哲学者に人生相談 より
テーマはコンプレックス克服法でした!

選ばれた哲学者はジャック・デリダ(1930-2004)
フランスの哲学者 ポスト構造主義の騎手
アルジェリアの裕福な家庭に生まれ育ち、
フランスに留学したことで哲学に目覚めた人です。

デリダ 曰く
「私が何を言い、経験しても、仏の植民地と言う
特定の歴史から逃れられません。」

「二項対立」は西洋哲学の概念です。
物事を2つに単純化し「優」「劣」を付ける考え方です。
そこで、デリダは全てのものに優劣を
つけることに疑問を持ち始めたのでした。

>悪 強い>弱い 明るい>暗い 謙虚>傲慢
世間の二項対立に翻弄されている!弊害にとらわれている!
と、考え始めるようになったのでした。

脱構築とは破壊と構築を組み合わせた哲学用語です。
単純な二項対立を一度壊して様々な観点から捉え直したのです。

安定>不安定と考えられていたものを別の観点で見直すと
没個性<個性的 冷たい<温かい 
インスタ映えしない<インスタ映えする など、
思わぬところに価値を見出すことができたのです。
 
「二項対立の中で捉われていた一個の用語は
対立を解体にするためにある。」

頑固を別の見方をすれば拘りを持っているとも言えます。
マイナス思考さえも思慮深いと言い直せます。

何でも別方向から見る事で全く違った景色が見えてきます。
もっともっとPositiveに思考せねばと思いました。
事実は事実としてしっかり押さえつつ…。(⇦ここ大事!)

2019年8月19日月曜日

Walt Whitmanの言葉

歳重ね いつまで墓守 墓参り 
秋の蚊や 行く当てもなく 永らえて
赤銅色の 肌に爽やか 庭園士 
エンジンの 音高くして 天高し
衣被(きぬかずき) つまみつるりと ねっとりと

Walt Whitman 曰く
『若い女は美しい。
しかし、老いた女はもっと美しい。」

心からそう思ってくれる人がいてくれたなら、
どんなに嬉しい事でしょう…。
「やすらぎの刻~道」の中では唯一、
高井秀次さんはそう思ってくれるかも…。
あのドラマに出演されている女優さんの美しいこと…。
いしだあゆみさん、丘みつ子さん、松原智恵子さん、
水野久美さん、八千草薫さんは心から美しいと思います。
あ~あんな風に歳が重ねられたら…。
老いも恐怖でなくなるような気が…。
自信と誇りを持って歳を重ねたいものです。

「やすらぎの刻~道」のあらすじを知ってしまいました。
公平としのが結婚するとか…。
がっかり…。公平の人格は超苦手だったのです。
あっ!しのの思考も苦手だったのでちょうど良いのか…。()

2019年8月18日日曜日

義母さんを詠みました その2

(義母さんを詠みました。)
家族を思い 過ごした時間 流れ星
家族から 邪険にされて 秋夕焼
澄む秋や 趣味は唯一 家族のみ
泣きはらし 泣きじゃくっての 願糸
妄想に 妄想重ね 秋の蝶

義母さんを拝見していると、人生は
思い通りにはいかないなぁ~とつくづく感じています。
自分で趣味なり、楽しみを見つけておかないと、
人が何とかしてくれるなんてことはあり得ません。
自分の生き甲斐は自分で探さないとです。
今から、俳句はもっと勉強をしておかないと…。
そして絵画も始めようと思っています。
プロを目指す訳ではないのですが、
楽しめる程度にはなっておきたいと思っています。
だだ、身体能力は劣ってくるし、視力低下も
著しいので、それも視野に入れておかないとです。
歳を重ねるって本当に難しいですね…。


2019年8月17日土曜日

義母さんを詠みました

(義母さんを詠みました。)
盆の月 することないと 泣かれても
生くるがつらい 流す涙よ 二つ星
ネガティブな 妄想抱き 秋旱(ひでり)
扇置く 独りぽっちの 寂しさよ
すべきことなく 過ぎる時間の 別れ星

先日、義母さんに会いに施設に行ってきました。
私の事は憶えてはいてくれたのですが、
名前は呼んでもらえませんでした。
行っている間ずっと泣いておられました。
寂しいとか、ここではすることがないとか…。
以前、パソコンを薦めたり、俳句もお誘いしたのですが…。
「気が弱いので私にはできない。」の
一点張りで拒否されてしまったのでした。
家族のために一生を捧げた方です。
でも、それぞれには家族ができたので、
義母さんの所へは来てくれないとか…。(無情)