2018年12月15日土曜日

冬のスーパー銭湯で一句

冬の鵙 狙い澄ませて まっしぐら
冬の靄 感じるままを モネのごと
歳重ね 相敬愛(そうきょうあい)の 十二月
チェロの音が 包み込む夜の 寒昴
(義士の日に)テロリスト 偲ぶ気持ちに なれませぬ

プレバト纏め 20181213日 

冬のスーパー銭湯で一句

1位 津田寛治
師走の夜 ゆ屋の湯気見え 途中下車
(季語 時間 場所 映像 動作 見え・聞こえるは俳句は嫌う!)
湯屋の湯気 見えて師走の 夜を下車

2位 ドランクドラゴン・塚地武雅
露天風呂 湯けむり白息 混ざりけり
↓(場所 映像 季語 状態 お互いを邪魔しない言葉選び
  白息が季語 寒い日に吐く白い息)

3位 高畑淳子
冬露店 ばばの手を引く 幼子や
↓(下五の「や」は難しい)
ばばの手を ひく子や冬の 露天風呂

4位 黒谷友香
冬晴れや 湯気の向こうは 皆笑顔
↓(キングオブ凡人 何の湯気かを明確に)
湯気のみな 笑む冬晴れの 露天風呂

5位 森優作
湯に浸かる 色とりどりの おでんかな
(ちゃんと比喩にする!)
スーパー銭湯 おでんのごとき 我らなり
スーパー銭湯 おでんのがんもの ごとき我

特待生昇級試験
ミッツ・マングローブ
打たせ湯の肩 夜を忍ぶ 雪女郎
 雪女郎は虚構の季語
 夜を忍ぶ(夜と言う美しい時間をうっとりと愛でている。)
 世を忍ぶ(人から世から身を隠している。)
 と言う二つの意味が込められている。

永世名人への道
東国原英夫
湯冷めして 九条議論 終はりけり
↓(~して~終はり 臨場感が足りない。
  理由と結果が書かれていた。
  「にて」はそれによっての意!)
九条議論 終はる 湯冷めの 嚔(くさめ)にて
(嚔とはくしゃみの事!)

来週のお題は「こたつとみかん」

東国原英夫氏の俳句の添削は
本当に素晴らしいの一言でした!
毎回、このような添削を数句!
ご披露して欲しいと思ったのは私だけ・・・?
嚔(くさめ)をはじめて知りました!
「にて」「夜を下車」今後使い熟したいと思います。

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