2018年12月13日木曜日

スピノザ著「エチカ」について・・・。2

ざけんなよ ぐっと堪えて 凍ついて
昇りつめ しずりの如く 堕ちゆかん
クリスマスローズ 俯き咲かん 中庭よ
甘藷の花 人知れず咲き 日々伸びて
冬林檎 こぼれた蜜や 手ですくい 

100de名著」で今月はスピノザが取り上げられています。
第二週はちょっと解り辛かったので検索しました。

物凄く解かり易い説明・解釈を見つけました。

スピノザの48種類の感情/マーケティングで扱う感情と情動
https://swingroot.com/spinoza-emotion/#st-toc-h-1

スピノザは3つの基本的感情から48種類の感情に分類しています。

3つの基本的感情とは
欲望「不足を満たそうと強く感じる人間の本質であり、意識を伴った衝動」
喜び「成功を体験したり優しさに触れてうれしく感じる気持ち」
悲しみ「無力感や挫折感などで、やる気をなくす気持ち」

スピノザは「喜び」は人間の活動能力を増大させる刺激として「快楽」、
「悲しみ」は人間の活動能力を減少させる「苦痛」と呼びました。

スピノザによれば、感情をコントロールできない
無力こそが人間の屈折の原因であり、
理性に従うことで自由人になるとしています。

外部の要因
驚き・軽蔑・愛・憎しみ・好感・反撥・帰依・嘲弄・希望・恐怖・安堵・
絶望・歓喜・落胆・憐憫・好意・憤慨・買いかぶり・見くびり・ねたみ・同情

内部の要因
自己満足・謙遜・高慢・自卑・名誉・恥辱

欲望
思慕・競争心・感謝・慈悲心・怒り・復讐心・残忍・臆病・
勇敢・小心・恐怖・鄭重・名誉欲・美味欲・飲酒欲・貪欲・情欲

愛「外部の原因の観念を伴った喜び」
憎しみ「外部の要因の観念を伴った悲しみ」
怒り「我々の憎む人に対して、
   憎しみ心から害悪を加えるように我々を駆む欲望」

妬み「他人の幸福を悲しみ、また反対に
   他人の不幸を喜ぶように人間を動かす憎しみ」
嘲弄「我々の軽蔑するある事が我々の憎む物の中に
   在する事を表象する事から生じる喜び」

スピノザは感情と欲求を一つの感情として扱ったようです。
欲望の中には「情動」「一時的欲求」も含まれています。

この記事を記された高木浩一氏感謝です。
ここまで噛み砕いて表現してくださりありがとうございました。

これらをプラティカルに利用する事は私にはできないと思います。
しかし、騙されない人間には成長したいと・・・。

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