プレバト纏め 2018年5月31日
更衣(ころもがえ)で一句
1位 パンサー 向井慧
白南風(しろはえ)に 揺れ干すシャツの バニラの香
↓(白南風は夏の季語で梅雨明けの頃に吹く清々しい南風
黒南風も夏の季語で梅雨の時期に吹く湿った南風
「に」は場所の助詞、助詞の使い分けをする)
白南風(しろはえ)に 揺れ干すシャツに バニラの香
2位 立川志らく
更衣 シャツに空色 そっと添え
↓(不要な言葉か吟味する)
更衣 シャツにほのかな 空の色
更衣 シャツにあえかな 空の色
(あえかとは形容動詞、はかなげで美しい様子、
ほのかより繊細な表現)
3位 A.B.C-Z 橋本良亮
青空と 褪せたダンス着 夏合宿
↓
青空へ 色褪せた ダンス着を干す
4位 皆藤愛子
チャイム鳴り 駆ける袖から 夏の風
↓(助詞は正確に)
チャイム鳴り 駆ける夏シャツ はためかせ
5位 高橋ひとみ
陽を浴びて 夏服たちが 出番待つ
↓(たち・出番待つという擬人化は要注意)
太陽や 子らの夏服 出番待つ
特待生昇格試験
FUJIWARA 藤本敏史
新緑の 風来てそよぐ 産着かな
↓(言葉の無駄遣い)
新緑の 風に産着の そよぎだす
梅沢富美男
おさな子の 乳房ふくめる 玉の汗
↓(慣用句の玉の汗はびっしりと汗をかいている力強い印象と
ふくめるという柔らかい印象の言葉との間に齟齬が生まれる。
違和感!)
あまやかや 乳房ふくめる 子の汗は
0 件のコメント:
コメントを投稿