2018年6月16日土曜日

雨の路面で一句

プレバト纏め 2018年6月14日
 
雨の路面で一句
 
1位 別所哲也
追憶や つま先濡らす 走り梅雨
抽象名詞で読み手の追憶を呼び覚ます!
言葉の質量のバランスを!
 
2位 横澤夏子
傘閉じて 路面に沈む 梅雨夕焼(つゆゆやけ)
↓傘閉じては入れなくても伝わる、情報を如何入れるか?
外つ国(とつくに)や 路面に沈む 梅雨夕焼
サイレンや 路面に沈む 梅雨夕焼
 
3位 片岡鶴太郎
雨の夕 麻布育ちの 雨蛙
↓韻の踏み、口に出すと楽しくなる。調べ・リズムが大事。
夕暮れの 雨の麻布の 雨蛙
夕暮 雨の麻布の 雨蛙
夕暮れの 雨麻布の 雨蛙
夕暮れの 雨の麻布 雨蛙
 
4位 藤真利子
赤信号 驟雨(しゅうう)にまぎれ 奪ふ唇
↓説明しなくても映像は立ち上がる
唇を 奪ふ驟雨の 赤信号
 
5位 柳ゆり菜
五月雨や 見慣れた帰路が 別世界
五月雨や 見慣れぬものの ように帰路
 
特待生昇格試験
 
中田喜子
白線や 蟾(ひき)へばりつく 雨後の夜
↓蟾(ひき)とは蟾蛙の意 夏の季語
白線や 蟾みじろがぬ 雨後の夜
 
Kis-My-Ft2 千賀健永
出水(でみず)深し 街路のぼる 青き魚
大出水の 街路濁水 跳ねる鰡(ぼら)
 
来週のお題は「紫陽花とバス停」
 
出水は夏の季語。
鰡は秋の季語です。
これに関して説明して欲しかったです。
詠み始めたばかりの人間には理解できません。
置き去りにされた感じです。

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