春半ば夜の帳(とばり)は下りたまま
地味な机に頬杖ついて春月夜
春の夜や疲れた女とアプサント
春愁う夜にも闇と光あり
NHK短歌 題「食べる」
選者 田村元 ゲスト 石塚英彦
司会 星野真里 レギュラー カン・ハンナ
冒頭の短歌
アジフライ箸で小さく切り分けて午後に重たき一仕事あり
田村 元
今回のお気に入り
パクチーと知らずに食べたパクチーは天王星まで飛べそうな味
青森県八戸市 夏野あゆね
食べ頃の西瓜を選ぶゆびさきがノックしている夏へのとびら
東京都八王子市 早月くら
串だんご一番奥を食むときは野武士顔して咥え引き抜く
神奈川県厚木市 篠﨑俊二
美味(うま)そうに食べると聞いてもう好きになってしまった息子の彼女
大阪府羽曳野市 西村真千子
熱血!短歌ノック!
まだ生えてこない前歯でかぶりつくハンバーガーから覇気がこぼれる
星野真里
梅干しもべったら漬けも食べられる日が訪れて春風が吹く
カン・ハンナ
添削
梅干しもべったら漬けも食べられるようになった日春風が吹く
石塚英彦さんからの題「健康」
健やかでなくとも健やかに笑う人に届いてほしい春風
星野真里
添削
健やかでたとえなくとも健やかに笑うあなたに届く春風
深夜二時体の声をよく聞いて濃厚なチョコアイス摂取す
○カン・ハンナ
選者のはなし 歌人、この一軒
泪いづるまでなつかしむわが若くビールを飲みしところはここぞ
佐藤佐太郎
短歌 あなたならどうする?
ポテサラとキャベツの前のポークカツ◯◯◯◯◯◯◯△△△△△△△
ポテサラとキャベツの前のポークカツまず野菜から食べたいですが
カン・ハンナ
ポテサラとキャベツの前のポークカツ2人は僕の敷布団
石塚英彦
ポテサラとキャベツの前のポークカツみたいな家族写真を飾る
星野真里
元歌
ポテサラとキャベツの前のポークカツ明日からのわが盾として立つ
田村元
星野真里さんの短歌大好き!司会大好き!
来年もよろしくです。
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