山笑ふ誠実こそが正義です
(松本明慶氏)仏師からアーティストへと風光る
春の空口血まみれにトルティーヤ
春の野を鳥のごと飛ぶ戦闘機
吾の価値はまだありますか?春の月
プレバト纏め 2022年3月24日
セルフレジで一句
永世名人のお手本
東国原英夫
自動精算機なかでやにわに春祭
添削(「なかで」は説明的。「春祭」は強引な比喩。
「やにわに」はいきなり、突然、直ちに、たちどころにという意味。)
自動精算機やにわに春吐く音
梅沢富美男
セルフレジだけのコンビニ花曇
(「花曇」は桜が咲く頃の曇りがちな空。甘やかで美しい憂鬱。
「だけの」でささやかな困惑、小さな困った気持ちが表現されている。
花曇と響き合い想像させてくれている。)
1位 マヂカルラブリー・村上
ニラを手に持ってつれなしセルフレジ
添削(植物、生き物は季語として使う時は基本的には漢字使いとする。
「もって」は捨て石になっている。)
韮を手に持ってつれなきセルフレジ
2位 八嶋智人
非接触薫風に押されすすむ
添削(意味不明。句またがり且字足らずの破調。)
非接触のレジより薫風の空へ
3位 酒井美紀
セルフレジピッと奏でる燕かな
添削(「ピッと奏でる」は擬人化。
「燕」は比喩。「 奏でる」は不要。
「かな」という切れ字が効いてない。
「燕」は春の季語、「子燕」は夏の季語。なのですが組長…。)
セルフレジピッと子つばめ親燕
4位 鈴木福
非接触いつになるやら雪の果て
添削(「非接触が終わるのはいつになるのでしょうか」を読むべき。)
雪の果いつ非接触いつ終わる
次回は3時間スペシャル「春のタイトル戦」
お題は「ハプニング」
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