2022年3月16日水曜日

題「チーム(仲間)」

日本には春日信仰風光る
コロナよりインフレ怖し春嵐
我により祖先断捨離龍天に
太陽を日々待ちわびんよなぼこり
クリミアをテンプレートに春疾風

NHK短歌 題「チーム(仲間)」
選者 佐佐木頼綱 ゲスト 伊藤剛臣 
司会 星野真里 レギュラー カン・ハンナ

冒頭の短歌
我が明日をはじめるために合コンを終へた仲間で啜るラーメン
佐佐木頼綱 

今回のお気に入り
八人のオールが揃いしぶき上げチーム一丸漕ぎ出して行く
栃木県さくら市 青木一夫
(八人の男が揃い掴み合いチーム一丸前へ前へと 伊藤剛臣)
古文書の集いに初めて顔を出し古文書みたいな人たちに会う
群馬県館林市 長谷川清
(ラグビーの集いに初めて顔を出しラグビーみたいな人たちに会う 伊藤剛臣)
入浴の介助はすすむF1のピットクルーに似た素早しさで
千葉県千葉市 芍薬
春からチームを離れ散ってゆく銀杏並木に冬の訪れ
千葉県船橋市 片井俊二
派閥あることを知らない先生が「仲間」を連呼する運動会
兵庫県神戸市 野添まゆ子
残された家族が生きていくことでチームとなった旅立ちの朝
高知県高知市 古田知子

選者のお話 スポーツと日常
全身で聞くボールの音仲間の声信じ蹴り込む歓声よ湧け
葭(よし)原慈男
(信頼関係なくしてチームスポーツは成り立たない。)

頼綱さんの!短歌かかって来なさい!
短歌の題「伊藤剛臣」さん
キーワード「チーム」

💮頭からタックルしゆく百六十八回桜の勇士なり。見よ
佐佐木頼綱
笛なれば敵も味方もない世界いびつなカタチのボール弾んで
カン・ハンナ&星野真里

ついに勝ち負けに関係のない短歌をご披露くださいました。
やはり、勝ち負けの短歌は1年間ずっと苦手でした。
終わってくれてほっとしました。

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