2022年3月7日月曜日

兼題「卒業」

春の草防草シートそこかしこ
(半田素麵)春北風(はるきた)や白さに磨き天日干し
鳩の巣や可愛いままに逝った(青江)三奈
春埃フロントガラスを流れをり
春驟雨しがみつく塵あっけなく

NHK俳句 兼題「卒業」
選者 片山由美子 ゲスト 捧(ささげ)雄介 司会 武井壮

冒頭の俳句
雲あふれ卒業の日の水たまり   片山由美子

テーマ 見直し「俳句の常識」
今回は「ただごと」
ただごと俳句の名句紹介
三つ食へば葉三片や桜餅   高浜虚子

「当たり前のことが俳句というかたちを得た時に当たり前ではない別のものになる」
と、片山由美子さん

×母の背の丸くなりたる夜なべかな
○太陽が沈めば日暮冷し酒
○一夜明け一夜干しなる針魚(さより)かな

今回のお気に入り俳句
マルクスに少し染まりて卒業す   仁和 亮
部室には部室の匂ひ卒業す   星 揚子
戻り来(こ)ぬ一冊の本卒業す   長谷川 瞳
卒業の日は坂道をゆつくりと 髙岡敏子

ただごと俳句に挑戦
あたたかや日記に晴れの印(しるし)記す   武井壮
添削
あたたかや日記に晴れと記したる

俳句もスイーツも一緒!
後味でもう一度味わえるものでありたいと私も思いました。

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