春の陽や蜂須賀桜ゆっさゆさ
蜂須賀桜春の雨にもこせつかず
蜂須賀桜今が盛りと熊谷寺
春菊の香るお椀や抱くよに
春の鳥花粉纏いて蜜を吸い
一分季語ウンチク 「山椒の皮」
山椒は植物の山椒なのですが、この「山椒の皮」は
ジャンルでいえば仲春の人事の季語となっています。
植物として扱われている訳ではないのです。
なぜ人事かというと、この「山椒の皮」は
料理であるということなのです。
別名「辛皮」とも言って山椒の木の皮を
10㎝程度の長さに切って櫛に刺してあるのだそうです。
それを佃煮のようにして食べる。
この料理の事を「辛皮煮(からかわに)」とも言って
京都鞍馬山の名物となっているのだそうです。
どんな味がするのだろうかと想像するばかりですが
お酒に映えそうな香気と匂いとピリリとした辛さ
そんなものが口の中に広がってきますね。
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