2022年3月21日月曜日

兼題「雛(ひな)」

春めくやう゛っと膨らむジョウビタキ
精悍に森を目指してジョウビタキ
三椏(みつまた)や違和感持ちた黄花かな 
新苗の三椏の花満開に   
はんなりと都をどりの幼顔

NHK俳句 兼題「雛(ひな)」
選者 岸本尚毅 ゲスト 金の国・桃沢健輔 司会 中田喜子 

冒頭の俳句
雛の間よ背広吊すも飯食ふも   岸本尚毅

俳句と想像力 季題「雛」
草の戸も住替る代ぞひなの家   芭蕉

今回のお気に入り
枕辺の薬リモコン紙雛   佐々木慈子
雛の間に子を丸々と育てけり   平田あい
炭鉱王浮名と雛を残しけり   村山佐夜子
(柳原白蓮のお相手だった伊藤伝右衛門を連想しました。)

岸本教官の添削道場
一寸の雛飾る男の書斎かな
添削(飾るはいらない。)
一寸の雛を男の書斎かな
一寸の雛や男の書斎にて

ブロカント母国の雛の笑みかすか   中田喜子
添削(ブロカントとは古道具市のこと。
   笑まふとはふわ~っとにっこりという意味。)
フランスの骨董市に笑(え)まふ雛

雛祭並べて冷やすビールかな   桃沢健輔
添削
缶ビール並べて冷やす雛祭

桃沢健介氏の深い読みに驚きました。
岸本尚毅先生にはもっと面白い句をご紹介くださると
思っていたのに残念でなりません。
中田喜子さん、これをばねに益々上を目指してくださいね。
でも算数の俳句は魅力がないように思います…。
人それぞれですが…。
岸本尚毅先生、中田喜子先生お疲れさまでした。

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